クールビズ
《二代目社長アドバイザー》
★【クールビズ】
●6月の衣替えと共に、クールビズ(COOL BIZ)を実施する企業を多く見かけるようになった。そこで今日は、クールビスに関して一考します。
10年程前に、政治家を中心に、省エネルックが流行り、その後大手企業を中心に、カジュアルデーが流行った。そのため、クールビズも<ファッション>と捉えている方が少なくない。
ここに、<目的>の大きな誤解が生じ、クールビズを実施する企業においても中途半端さが伺える。
そもそもは、現代の「地球温暖化」対策として、母なる大地・地球のために端を発した活動である。
●1997年に日本が議長国として開催した地球温暖化防止京都会議において、「京都議定書(Kyoto Protocol)(正式名称:気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書)」において、地球温暖化防止策の一環として、二酸化炭素等の室温効果ガス6種類を2008年から2012年までの期間中に、1990年に比べて5%以上削減することが提言された。
日本においては、「マイナス6%」という数値目標が割り当てられ、日本政府が主導する<チーム・マイナス6%>というプロジェクトの所以である。
その後の2005年に京都議定書が発効したことを受けて、当時の小泉政権下で始まったのが本プロジェクトであり、その具体的行動のひとつがクールビズである。
ちなみに、米国は議定書から離脱している。
●その京都議定書における日本のCO2を始めとする温室効果ガス削減目標を6%下げる方策として、冷暖房の温度設定、節水・節電、エコ製品、アイドリングストップ、過剰包装の簡易化などをアクションプランとしている。
その中でも、夏季の冷房過多による温暖化防止として「28度」と具体的数値を実行方策としている。28度といえば、冷房としてはあまり効き目がない。そのため、軽装を促し、「ノータイで行こうや!」とやっているのである。
決して、ラフやファッションのためにやっている訳ではない。
小泉政権のときに、総理のノータイ・ファッションがクローズアップされすぎたので誤解を生んでいる。更に、当時担当大臣であったのが小池百合子環境大臣であったために、なおのことファッション論争になってしまった。
もっと政府は、この取り組みの根幹をPRすべきだと思う。
●以上を理解したうえでクールビズを実施している官公庁や企業は、「地球温暖化防止運動に寄与」することを謳い、冷房も「28度」にしている。
一方、外見だけで実施している企業は、冷房の温度設定もまちまちで、社員の考えが徹底していない。
先にも述べた、小泉政権時のファッション論争のごとく「ノータイ是非論」になってしまっている。そして、企業としてクールビズを推し進めるのか否かが、ファッション賛否論にすり代わってしまうのである。
●クールビズを実施した結果としてのファッション性から見ると、<T・P・O>がしっかりしているか否かが大事であると思う。
葬式に会葬するときにまで、ノータイで行こうという運動ではない。
ネクタイが必要な場面があるようであれば、会社に常備する等して備えておけば良いだけではないかと思う。
ファッション論として否定的な方に多く見かけるのは、次の2点である。
ひとつは、冷房を28度以下にしている。設定温度を、なにも気にしていない人もいる。
もうひとつは、ネクタイをしていても上着を着用していない方が多い。僕は、ノータイだけど上着を着用している。
格式高いホテル・ゴルフ場での服装の順位は、襟付シャツ&上着、次にタイである。タイの有無は最後なのである。それもT・P・Oによる。
そして何より、ファッションとしてノータイ賛否論者の服装は、概してダ・サ・イ!普段の格好からネクタイを外しただけなので、葬式の帰りのようであり、タイを外すと威厳や自信もなくなるようだ。
●クールビズ。そのファッション性うんぬんよりも、まずは<本質>を知り「地球」に貢献したいものである。
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●友人社長のUさんのブログをリンクさせていただきました。一緒に夜中まで経営談義をした仲です。当ブログにも訪問いただいているのですが、一言もブログをやっていると言ってなかったのでゴメンなさい。
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コメント
こんばんわ~^^
私の事務所も今年も今日からクールビズ解禁ですよ。
今年で3年目になります。
温度もちゃんと28度に設定されています。
お客さんのところに行くときは基本はネクタイしています。(理解あるところではノーネクタイですが。)
ただ、外に出たり入ったりする時は面倒なのでずっとネクタイしていたりします。(意味ないか^^;)
投稿: shushu | 2007年6月 1日 (金) 18時27分
shushuさん。
私も、ネクタイをはめたり、はずしたりです。
最近は、官庁・金融機関等の公共機関がクールビズの本質である冷房温度28度の徹底をし、なぜノータイであるのかを表示してあることが多いので、私も今年はノータイの機会が増えるかなと思っています。
流行ではなく、政府が継続すれば、禁煙同様、室温を気にしていない企業(=地球温暖化防止とういう社会貢献を気にしていない企業)は、立ち遅れていくかもしれませんね。
投稿: リハル | 2007年6月 1日 (金) 21時13分