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サントリー:とんかつ<まい泉>買収へ

《リハルの視点》

★【サントリー:とんかつ<まい泉>買収へ】

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●本日の報道によると、飲料大手・サントリーが、とんかつ老舗の<まい泉>(まいせん・マイセン)を買収するとのことである。

東京の方に、「おししいトンカツ屋さんは?」と質問すると、必ず名前が挙がってくるお店のひとつが<まい泉>である。冒頭の画像は、<まい泉>のホームページに掲載されているロゴ。

昭和40年(1965年)に、東京都千代田区有楽町の地下に、<井泉>としてオープンした。創業者は、何のキャリアもない一介の主婦から起業した苦労人である。当時から変わらぬ経営方針は、「お客様第一の心を大切に」というモットーである。

昭和40年といえば、僕が生まれた年とほぼ同時期である。東京オリンピックや新幹線を象徴に、日本(経済)が「高度成長」によって上昇していた時期である。現在のように「便利」や「スピード」だけを追い求める時代ではなく、食事で言えば食べ物が少なく、「満腹=満足」を充たしたい時代であった。従って、食べ物に対して、みんな「感謝」をしていた時代である。そして、みんなが明日に「希望」を持って働いていた時代でもあった。だからこそ、トンカツという庶民の味方として、「お客様第一」をモットーに、お客様の笑顔を見るために今日まで42年間の伝統を守り、支持されてきたのだと思う。

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●本報道は、現在盛んに行われている「M&A」のひとつにしか過ぎないが、私にとっても<まい泉>は思い出に残るお店のひとつである。

独身時代に、妻と一緒に、互いの給料が入ると「食べ歩き」をしたことを思い出す。食べ歩きといっても、互いに高給であった訳ではないので、休日の昼食が多かった。

その中に、この<まい泉>もあった。創業以降、本店を東京の青山に移したが、その本店に数度お邪魔したことがある。

ディナーであれば高価なお店でも、昼食であれば時々なら可能だ。それも、できるだけ各店の「本店」を訪れ、店構えの雰囲気や接客、もちろん味も含めて堪能し、勉強させていただいたものだ。そんなひとつが<まい泉>である。

訪れたお客様が幸せな気分になれる

そいうお店が支持され、老舗としての伝統・風格が醸成されていくのだと思う。

「日本伝統の味」、「愛情ある手造りの味」。・・・<まい泉>の掲げる方針通りに、ふっくらとして満腹感のあるトンカツを、手造りとの謳い文句通りにアツアツで食べることができるお店である。

本格的なトンカツ屋さんになると、注文してから揚げるので時間を要するが、その時間を感じさせないお店の雰囲気や、接客、料理を出す順・タイミングが絶妙であったと記憶する。

現在は子供ふたりとなり、今度は是非家族四人で訪れたいものだ。

 

●サントリーは、今後、創業一族から株式の95%を買い取り社長を派遣し、3年後をめどに100%株式を取得して完全子会社化を目指すとの発表であった。買収額は明らかではないが、数十億円規模との推測である。

「飲料」のイメージが強いサントリーにおいて、中食事業への参入と、実店舗による相乗効果が狙いであると推測する。経営で言えば、同一業態を買収する「水平展開」の感を少し持ちながら、メインの狙いは、川上と川下をつなぐ「垂直展開」である。更に、食材・商品の共同開発等の「相乗効果」も狙いである。

サントリーにとっても、外食や中食の会社を買収することは初となるので、今後は、今回のM&Aによる相乗効果に期待したい。

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●2008年1月17日:本記事が、@nifty(アット・ニフティ)が運営する、<ココログ>の「旬のブログ」コーナーに掲載されました。ありがとうございます。

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4:リハルの視点」カテゴリの記事

コメント

外食はわかるんですが、中食ってどういう意味ですか?

投稿: OJIMON | 2008年1月18日 (金) 12時48分

OJIMONさん、こんにちは。
「中食」(なかしょく・ちゅうしょく)とは、食事をする空間で完結する「外食」と、材料等を自宅で調理する「自炊」の中間に位置する形態です。
弁当・惣菜(そうざい)・テイクアウトなどが「中食」に該当します。
今回の<まい泉>では、店舗における「外食」以外にも、弁当や惣菜部門を抱えています。サントリーは、コーヒー・チェーン店とのコラボ品の販売も発表しましたが、テイクアウト形態の「中食」増加傾向を鑑みての中食志向者をターゲットにした戦略に力を入れだしたのだと推測しています。

投稿: リハル | 2008年1月18日 (金) 14時51分

自分は渋谷の東急百貨店の店舗を利用したことがあります。値上げをしない方針で頑張れる分だけ頑張ると店内顧客に広告があったのを記憶しています。
 
ランチは混雑するからと、カツサンドのテイクアウトもあります。ハッキリと分かるようにレジ付近と店頭のサンプルに表示があったのを記憶しています。
 
残念です。「船場吉兆」と違う意味で、同族から手が離れてポリシーが失われるのではという心配をしています。
 
今回の報道によって、店頭に書いてあったことが真実であった事を知ることになり驚いています。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月18日 (金) 19時29分

たぁ坊さん、はじめまして。

>残念です。「船場吉兆」と違う意味で、同族から手が離れてポリシーが失われるのではという心配をしています。

私も同感です。サントリーによる今後の経営に着目している以上に、今回の件は、どういう理由で売却したのかを、まい泉側から聞いてみたいくらいです。

投稿: リハル | 2008年1月18日 (金) 20時15分

リハルさん。お邪魔しています。

気に入っていたので残念ですが、店内のメニュー等の文章から推測すると財務的問題が関係していそうですね。
 
それもそうですが、採算が合わないとなると経営者に子供が居ても後を継がせようとは思わないので、その点に理由があるとしたら残念です。真面目にやっている会社がやって行けないのは困ったものです。
 
ところで、最近、環境関係が話題になっていますが、勤務先の建設会社でも何か手掛けていらっしゃいますか。実は、冷却装置、電気関係に従事していた経験及び就職活動の過程で得た人脈等々をお伝えし、お役にたてれば幸いとも考えています。必要であれば、メール等で連絡させて戴こうとも考えていますが、如何ですか。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月18日 (金) 20時48分

たぁ坊さん、コメントありがとうございます。
現在、「建設業界」以外のクライアントとお会いしていますと、建設業界が「変貌」するには、もう少し時間を要するかなというのが実感です。
個別企業においては、真剣に「経営」をされている会社もありますが、業界としては、他業界のようにカリスマ経営者・企業が現れ、業界として変貌しない限りは、ちょっときつい業界かなと感じています。
同様な業界のはずなのに、「住宅産業」は変貌しています。
その違いは何か?
「顧客志向」にあると考えます。
住宅業界は、既に「お客様」を見ています。
お客様は誰なのか?
真にお金を払ってくれるのは誰なのか?
それに気付いていない、数少ない業界のひとつが建設業界だと感じています。
たぁ坊さんのお知恵を拝借することもあるやもしれません。そのときは、是非よろしくお願い致します。

投稿: リハル | 2008年1月18日 (金) 21時21分

住宅業界は既に工場で仕様通りの種類や寸法の部品を造って現場に納入し素人でもマニュアルに則って組み立てれば作業ができるように変わっているようですね。実は機械メーカーに在籍していたことがあるのですが、その社を離職した人も就業しており、類似する部分を模索し応用して活躍しているのかもしれません。
 
以前のような大工さん等の職人でなくてはならない要素が削られている様子を垣間見ることができます。その一方で、一部の会社では工事中の工程を近くて観ていると信じられない工法となっているにも拘らず広告はそれに反して誇大にアピールしている点等の問題もあるように感じています。
 
建機業界の人と交流があった際に聞いた話から想像するに、まだまだ建設業界は公共事業的な部分がある様子なので、経営リスクより、如何に接待費を捻出するかという点が残っているのであれば公的機関の裏金と似通っていると他業界出身のものとしては感じています。
 
実は、建材メーカーの役員も知人におり、その点で、接点を求めることは可能だと言う部分もあることを付記させて戴きます。
 
仮にスーパーマンであっても、仕事というものは一人ではできないと感じています。負荷が重くなってもですし、得手不得手もあるからです。
 
業界や専門分野が違えば、若輩ながら経験が活かせる部分があるかもしれません。必要になったときは、是非連絡して下さい。その節は宜しくお願いします。
 

投稿: たぁ坊 | 2008年1月18日 (金) 23時36分

たぁ坊さん、貴重なご意見ありがとうございます。

建設物には、必ず「お客様」がいます。
各社の比重は小さくなってきたとは言え、過去の建設業の発注者は「お役所」でした。
民間主体に切り替わる世の流れにあっても、染み付いた「体質」は払拭されていないようです。
表面上のお客様は「お役所」であっても、真の「お客様」は、「市民(住民)」です。それなのに、過去から真のお客様を見ようという経営姿勢がありません。
その体質が残っているので、民間工事にあっても、発注する担当者をお客様と見てしまっています。
 
類似の「住宅産業」(業界体質は減少してきたと感じていますので、業界ではなく産業と表記しました)では、お客様を見ています。
「経営者の姿勢」を見れば、一目瞭然です。何千万、何億、ときには何十億の工事に対して、晴れやかな「起工式」等のセレモニーに参加する経営者は多くあれど、「引渡し」(竣工式等のセレモニー以外の)に立会い、お客様に自ら感謝し引き渡す経営者を見ることはまずありません。住宅業界では、引渡しの際に、経営者自らが先頭に立ち、お客様の一生に一度しかないかもしれない思い出に立ち会うことは常識となっています。特に、大手との差別化を狙う中小企業においては、その傾向が顕著です。
 
自動車産業をはじめ、現在の日本経済を牽引する業界では、トップ数社の大変革がありました。これだけ冷え込んでいるとされる建設業界にあって、トップ数社がピンピンしている状況が、既に業界内だけの馴れ合い体質であると伺い知れます。カリスマ経営者が出現し、どこか一社が抜きん出ることが不可避であると考えます。

投稿: リハル | 2008年1月19日 (土) 08時12分

確かに子供の頃から、そう感じていました。
 
近年、今更ながらにアスベストの一件の騒動がありましたが、まだ生徒であった時に先生達が業者に知人から得た情報を提供しアスベストの使用中止や施工方法の改善を願ったのですが、工事発注者の行政機関に従った工事であり問題がないと答えを受けて憤っていた先生を思い出しました。
 
もっとも先生達にも嘘がありました。生徒の健康のためという名目でPTAから自分達の人事異動や雇用の権限を持つ行政機関に直接訴えることは難しいことから間接的に圧力を掛けてもらっていたからです。実際に工事による健康被害が大きいのは先生達だからです。先生の方が、定年まで就業しており、校舎内の在留期間が長いからです。しかし、事情は理解できることでした。
 
この事件も、行政機関が発注者で、使用者である先生や生徒(PTA)の意見より行政機関である市町村の土木課を優先するという事情があった様子です。
 
大学在学中に同じゼミに親が大手ゼネコンに勤務している人がいましたが、公共工事程手抜き幅が多い案件はないとしていたようです。その浮いた資金で贈答品送付、ゴルフ、宴会等の接待漬けだった様子です。
 
しかし、外注先が手を抜き過ぎると事件事故が発生し受注停止処分に遭うと地獄の日々が待っているハイ・リスク・ハイ・リターンだと言っていたのを思い出します。当時、具体例としてコンクリートの混入量で破水した言っていました。リハルさんは業界人ですのでこの文面だけで社名も分かるできるかもしれません。

※ところで、コメントの際に入力するアドレスが違っていました。お詫び致します。今回のアドレスであれば確実に自分宛に届きます。失礼しました。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月19日 (土) 11時34分

たぁ坊さん、コメントありがとうございます。

当ブログでも、経営書籍を紹介させていただいておりますが、今「エクセレント」と賞賛される企業でも、10年後、20年後も賞賛される例はほとんどないのが実態です。
その理由は、経営の慢性化を始めとした経営そのものにはあるのですが、社会情勢にも大きく左右されていると感じています。

現代の日本企業は、「利益」という尺度が最重要視されています。経営にとっては至極当たり前のことですし、米国経済における尺度とも合致してくるからです。
ところが、現在の経営者の多くは、かつての松下幸之助氏始め、日本の礎をきづいた方々が持ち合わせていた「働く者の幸せ・尊厳」を願った経営者マインドを持ち合わせていません。従って、現在の利益偏重により評価されている日本企業の多くは、幾年かの後には影を潜めると予測しています。

「働く者」も立場が代われば「お客様・利用者」です。語弊があるかもしれませんが、高度成長期ならば「皆の問題」として国民総出で解決していった類の問題でも、現代には「企業責任」とされてしまいます。それは、働く者を無視した経営に根源すると考えています。・・・どちらが良いかではなく、双方のバランスがとれた企業が次に台頭してくる時代だと感じています。

PS.貴ブログへの当ブログのリンクありがとうございました。


投稿: リハル | 2008年1月19日 (土) 12時05分

確かに「お金」より「やりがい」や「使命感」の方が大切だと思っています。同感です。
 
自分は同世代と違って年輩社員と働く期間が長かったこととで深くその影響を受けているのかもしれませんが、報道で問題視されている出来事は、最近だけでなく、過去にも大手企業同士の合併や企業倒産は繰り返し起きています。有名大学を卒業をして一流企業に採用され出世し課長になって、すぐにリストラしていたという報道を自分ながらに目にしていたからです。
 
社会人になって感じているのは、会社に真に利益を想像しているのは有名大卒に限らないこと、むしろ、学がなくても、入社後に心機一転頑張って、その道の雄になる者の方が頑張るような気がしています。

「企業責任」についても、努力の結果、それでも、発生する事件もあり、その場合と、利益を得るために脱法行為を指示した場合とは結果が同じであっても違ってきます。適切な超法規的な判断が必要あり、過去は状況に応じて黙認することも多かったのかもしれません。
 
御指摘の通りで「リストラ対象者」も離職後は顧客になることは多く、特に民生品を扱う会社は当然ながら、そうでなくても、関連する業界や技術を転用できる業界に転職するケースが多い現実から、無下に扱うと、その「しっぺ返し」があるのだと思っています。
 
そう言った意味では、「金融機関」や「株式市場」が金儲け、利益重視でない視点で、機能することが必要だと感じています。著名企業で安定的に良い製品を造っていても累積赤字が膨大である企業は多いのですが、単に「ブランド力」ではなく、それらの視点から、あるいは、国策から倒産を逃れているのではないでしょうか。従って、ある程度の倒産リスクは仕方ないのかもしれません。大企業の管理職には、絶対に倒産しないと信じて暴言を吐いたり、違法行為を犯して利益を追求し出世を目論む人も多いと感じていますが、そのような会社であれば、仮に著名企業であっても有能な人間を転籍させ、取引先が困らない体制を整えた上で倒産させても仕方ないとさえ思うことがあります。
 
そう言う意味では、従業員もですが、外注先も大切ですね。いずれも「飴」と「鞭」が重要だと感じています。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月19日 (土) 13時04分

たぁ坊さん、同感です。
近年の日本企業は、M&Aや株主意識が強いので、短期に会社を大きくして、売っ払って終わりという傾向にあります。もちろん、現代の経営がトップとしては短期間しかもたないくらい激務であることも事由としてはありますが・・・。

一方、オーナー社長以外の従業員、ましてや、企業そのものは何年、何十年と残っていきます。その何十年続く企業をつくるには、「強い組織」「自己増殖する組織」づくりが欠かせません。そして、それらは、いつの時代であってもゆるぎない「企業理念」と、働く人々の「誇り」にあると考えます。
一生掛けてもお世話になりたい会社。そこには、働く人々の「幸せ」「夢」「成長」等々の<人間>をキーワードにすることこそが、ネット時代にあって一見逆である<アナログ>だと考えています。そして、それこそが21世紀型の日本企業であり、そのエキスを備えた企業が繁栄していくのだと確信しています。

投稿: リハル | 2008年1月19日 (土) 18時05分

リハルさんへ
 
今やデジタルが当たり前になりアナログがデジタルの原型で単に単位時間でパルス化していることを忘れている人が増殖しています。多少の失敗はリセットすれば良い訳ですし、ささやかな余剰資金を用意してドンドン次の事業を模索することは組織が大きくなればなる程に大切ですが、販路の問題もあるので、それが難しいからと安易にM&Aで補うのも組織と組織の統合上の弊害があるような気がしています。
 
とは言っても、基本は発展ですが、景気には波があり常時伸びる訳ではないので、それを見極めて、セーブするときはセーブしないと取り返しがつかない事態に陥ります。振り返ると、スーパーの八百半、ダイエーはいずれも景気の波を見誤ったことが失敗だったとされています。前者は不景気の天井を、後者は底を間違えて投資をしたことが痛手となった訳で、人間(経営者)の欲望の問題でもある訳で難しい話です。
 
サラリーマン社長の場合は、欲望と言うより、責任の回避で延命を望む場合が多いことから公的機関と同じで施策が遅延しがちで、時期に合わない意味不明な施策をしていると気付いていても施策を変更せず沈んで行くことも多いようです。従って、見る目を疑うことも経営コンサルタントという専門家の立場として感ずることも多いのではないでしょうか。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月19日 (土) 21時20分

たぁ坊さん、こんばんは。

経営者の「命題」のひとつに<儲け>があると思います。それを究極的に突き詰めれば、短期に会社価値を高め、即刻売却、というのも机の上では否定できませんし、間違っているとも言い切れないと考えます。

一方、経営者の「使命」のひとつに、企業(事業)を永続させるということがあります。働く者あるいは債務者等のステーク・ホルダーのため、いわんや、その企業を愛してくれるお客様のためです。

その永続する企業という側面で検証した場合、いわゆる「老舗」と呼ばれる企業は、ことごとく<地域密着型>であることに気付きます。
結局は、経営者とお客様の<ハートtoハート>こそが、企業が永く支持される源泉であり、経営者と社員の<ハートtoハート>が内部管理(倫理観)のしっかりとした強い組織の企業に成長していくのだと感じています。

投稿: リハル | 2008年1月19日 (土) 21時31分

リハルさん、こんばんは。
 
前述の短期に「企業価値」を高めて売却するのであれば、現状の会計制度においては、近年問題視された新興市場の会社の如く、メディアに投資し、たとえ広告宣伝費に異常に膨大な金額を注ぎ込んでも株価を上げることができれば、株式交換で意図も簡単にM&Aが可能となっています。しかし、実は、既存の企業体を安価に買い付けてから事業に携わる資金さえあれば、この手法によって、経営能力がなくても比較的簡単に伸し上がれる部分があり、好きではありません。過去も買収屋の異名を持った人がいました。呼称こそ変化しましたが成金主義に変わりはないからです。
 
自分自身、一つの事業を継続する方が余程難しいと感じた実体験が災いしているのかもしれませんが、リハルさんの最後の段落の文面に共鳴する部分があります。
 
そもそも国内企業は系列はありましたが、その異種系列を結ぶ商社と言う機能がありました。この商社との商取引は正に人と人の関係だったと思っています。もちろん、時には、メーカー担当者との<ハートtoハート>によって仕事が運ぶスタンスが構築されていて担当者が定年を迎えると取引も終えるほど、金銭的な購入単価だけでなく、納期面等の無理難題も交わす関係にあったのですが、今は昔の話となっているようで残念です。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月19日 (土) 22時35分

たぁ坊さん、おはようございます。
私の目指す経営は、後半部分の「使命」にあります。
しかしながら、前半の「命題」部分も全ての経営者に課されたひとつでもあります。
特に、数多の起業の中にあって食うか食われるかの新興産業においては、「時間軸」が最重要となってきます。ところが、急激に企業を大きくしようとすると、経営者は無意識の内に、不正や、利益以外の経営使命(社員の幸福・お客様志向など)を忘れてしまい、そのことに気付いたときには、もう後戻りできない状況になってしまいます。
そのために、今、コンプライアンスが重要視されてきています。・・・そこでまたアンチテーゼが発生します。・・・コンプライアンスの最領域は「法律」です。法律のみを突き詰めていくと、企業そのものの所有者は株主であるという自問自答を抱きます。そこで、また企業価値を高め、株主還元・・・。
短期に企業価値を高めることは、経営者の命題ではありますが、法律という(もちろん違法は論外です)一元的に考えるのではなく、経営使命として、法律外の倫理観・経営観を備えることが重要であると考えます。
そのためにも、経営者は、「人生」を学ばなければ永続する企業づくりを引っ張っていけないと考えています。

投稿: リハル | 2008年1月20日 (日) 07時22分

リハルさん、こんばんは。
 
御指摘の通り、TVに出演している新興産業のカリスマ経営者の大部分は、急激に実績を伸ばしているからこそ注目を浴びて有名になった人ですが、それ故に、適切なタイミングでブレーキを掛けることが怖い場合が多く自爆するのが来るのを待っている人も多いのではないかと感じています。もちろん、全員ではありません。先日、偶然に目にしたTV番組で、忙しい仕事をこなしている社長自身の姿勢及び方針、その処理方法に自己満足に陥っている人が出演されていました。その人は手帳の予定表を予定日に確実に完了させ赤鉛筆で消しこむことで対応していると画面に手帳を見せていました。
 
しかし、この方法は、何処かの雑誌で読んで既に随分前に知っている方法なので、オリジナルではない訳でがっかりしました。この消す作業によって困ることもある訳です。後で、検証することができない等の理由からです。
 
ところで、経営コンサルタントの立場の人は方法論や情報の提供で対価を得る人だと考えています。その立場で法律の件についてアドバイスすることは、専門の有資格者でないと法律に触れる訳なので、大変難しい話ですね。 
 
もっとも大前提はそうだとしても、リハルさんのコメントの主旨の気持は重々察します。それは、具体的な内容は、ここでは伏せますが、自分自身も実体験として警告を受けた経験があるからです。
 
もっとも個人的な違う案件の保険会社等の交渉において、有資格者が論外に法外に警告して脅す人もいるのは事実ですので難しい問題もあると感じたこともあります。
 
 
 

投稿: たぁ坊 | 2008年1月20日 (日) 21時29分

たぁ坊さん、こんばんは。
税務は、税理士。法律は、弁護士。等々、専門医がいますが、経営コンサルタントは、総合医のようなものだと感じています。
また、ご指摘の通り、法律アドバイスは弁護士関連の法律に抵触する事項は業務とはできません。だからこそ、日常的に弁護士・税理士等の専門家とタッグを組み、私自身も関連協会へ登録して、その業務位置を確認しながら進行させていただいておりますので、ご心配には及びません。

投稿: リハル | 2008年1月20日 (日) 22時42分

専門家を大切にしないと、業務を進める上での単価が異常に安くなったり、仕事がなくなるという現在のタクシー業界の姿に陥ってしまいます。それで、許可制、免許制が重要なのかと感じています。ある程度の参入障壁が大切だと言う意味で、必要な状況になったときは特例等があると事業の推進には役立つように経験的には感じています。 

経理的側面に関しては、税理士、弁護士でなくとも財務諸表等の調査請求権がある専門資格は存在しますが、当然に当該資格範囲内の特定な事情に限定されています。
 
法律を気にし過ぎるばかりに逆に脱法を疑われて指摘を受けた経験があったことを受けてのコメントですので、もしも気に障ったのであれば失礼をお許し下さい。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月21日 (月) 00時12分

たぁ坊さん、おはようございます。
私も経営コンサルタントとして、常に法律と、自身の職務領域には気に掛けているところですので、心外に感じた訳ではありませんので誤解なく。

なお、多大なご意見は感謝申し上げますが、ご存知の通り、当ブログは、第三者が運営するフリーの掲示板ではなく、私・北村が運営する私的なブログのコメント欄でございます。
恐縮ではございますが、今回の一連の投稿量は、コメント要素を超越したものと感じています。その辺りをご理解いただきコメントいただけましたら幸いでございます。

投稿: リハル | 2008年1月21日 (月) 07時06分

本件に関してのコメントをこれで終了させて戴こうと思います。
 
経営コンサルタントに対し偏見を持たざるをえない人が多く存在する事実があり、法外な請求する人が多い中で費用を本ブログ内で明示されている程度で、それ以外はリハルさん自身の実態を知る由もない中で、長々とコメントを継続してしまいました。とにかく、これで終了です。

投稿: たぁ坊 | 2008年1月21日 (月) 09時55分

たぁ坊さん、ご理解ありがとうございます。
まだお目にかかったこともない貴職に対し、文字にさせていただきましたが、私の文書力のなさも加わって不愉快な思いをなされたのではないかと恐縮しております。
これからも、是非お越しいただき、貴重なご意見を下さい。お待ちしております。

投稿: リハル | 2008年1月21日 (月) 11時26分

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