同族経営からの脱皮
《二代目社長アドバイザー:自己研鑽》
★【同族経営からの脱皮】
●今朝は、<金沢市中央倫理法人会>さんのモーニングセミナーに、ビジターとして参加させていただいた。
何でも、新記録となる「284名」もの方が、朝06:00からのセミナーに出席されたようである。
それというのも、みなさん今日の講師に興味があったからであると思われる。
今日の講師は、株式会社ハチバンの後藤四郎代表取締役社長。
●今日の講演は、急遽ご自身で演目を変更して、『同族経営からの脱皮』と題しての講演であった。
<8番らーめん>は、僕たち石川県民にとっては、小さい頃から慣れ親しんだ味のひとつである。
創業は1967(昭和42)年、法人化は1971(昭和46)年であり、現在はジャスダックへ上場している石川県発祥の全国チェーン店である。最近では、海外へも進出しているチャレンジを続ける会社である。
創業者は、実父の後藤長司氏。
北陸地方を結ぶ主要道路「8号線」沿いに創業したことに由来した<8番らーめん>は、「より良い商品をより安く、より良い環境の中でお届けする。心と心が結びついた運命共同体組織をつくり、喜びの取引に感謝し、人類の幸福な生活に貢献すること」(一部抜粋)を経営理念としている。
それ故、僕たち「庶民」の味方である。
ラーメンが並べられると真っ先に目がつく「8」と書かれたナルト。そして、大量の「野菜」。学生のときにもよく食べに行ったが、我が家の子供も大好きなラーメンである。
いわゆる高級ラーメンではない。しかし、その味から醸し出されるものは「真心」の味であり、何度食べてもまた行きたくなるのがこのお店の味である。
●今でこそ、上場をし、世界をも視野に入れているハチバンではあるが、創業当時は、なかなか銀行が相手にしてくれなかったようである。
当時は、ファーストフード店もファミリーレストランも無い時代。「外食」というと、食堂であったり、ドライブインであった。しかも、それらはうどんや定食など、メニューが豊富なお店であり、北陸には「ラーメン専門店」が一軒もなかった時代である。
後藤氏は、当時を振り返り、「同族」という強い絆があったからこそ、その過酷な時代を乗り切れたと振り替える。
しかし、お店が軌道に乗り、会社が大きくなって多店舗となってからは、同族企業は「仲良しクラブ」になっていったとも振り替える。お互いが仲が良いことは、裏返せばケンカを避けてしまうことになり会社が伸びていかない。
そこで、創業者は「外部」から人を招へいした。
しかも、銀行や取引先ではなく、創業者のお目にかなった人物を探し求めていったようである。銀行から人がやって来ても「ごもっともです」では、会社が伸びていかないとの判断からであった。
最初に招へいした方は、いきなり専務。その方が亡くなり、次に招へいした方が、これまたいきなり副社長。・・・「これは」という人物が見つかるまで探し求め、その人物に出会ったときに、いきなりポジションを任せるというのが創業者の考え方であったようである。
僕もまだまだ人生修行中。そういう社長に巡り合いたいものである。そのために自己研鑽は欠かさない。
●多くの兄弟が会社経営に携わっていたことは、創業期には良いエネルギーとして作用した。しかし、みな年を重ねていくと、多くの企業は自分の子息を後継者にしたがり、その結果内部分裂という悲劇を生んでしまうようである。
そのことを危惧した兄弟の長は、「兄弟で会社経営するのは、我々の代で最後」と宣言し、未だに暗黙の了解で、各人の子息を入社させていないらしい。
株式公開によって、より一層「会社の公人化」を目指したようである。
●「伝票を見て、会社の流れを知る」
後藤社長が、かつて外部から招いた役員に肌で教わったことだそうだ。
経営者には、「計画経営」が必要である一方、柔軟な対応を備えていなければならない。
また、会社は人から人へとつながれていく。そのためにも「教育」であると強調された。
それを実践するにあたって、「同族」「生え抜き」ばかりでは、組織がマヒしてしまう。常に「人物」を求めて、その人物に巡り合ったときには、惜しみなくポジションを与えることであると語った。
その判断基準は、「ごもっともです」ではなく、会社・社長に「自分の考えをストレートにぶつけてくれる人物」ということだそうだ。まさに良薬口に苦しである。
<人>
そして
<心>
ハチバンの企業体経営理念に登場する言葉である。
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●会の冒頭で行われる会長挨拶のところで、本会の会長が欠席され、代わりにメッセージが紹介された。
なんでも、会長の会社(製造業)で事故が発生し、社員が大ケガをされたようである。
大事な大切な社員が、会社業務で事故をしたのは「社長の責任」と受け止め、その社員が無事回復し、業務の安全が図られるまでは自粛されるとのことであった。
事が起こる前は、偉そうなことを放言される経営者は多々見かけるが、いざ自身に事が起きるとなかなかそうはいかない。先ずは、自分を律する。立派である。一日も早い復帰をお祈り申し上げます。
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たまたま知人からいただいたこの出席カードがご縁で、2月に行われたモーニングセミナー全3回に出席し「皆勤賞」となった。後日記念品が郵送されてくるとのことだったので、楽しみである。
ビジターとしての参加であったので、本日がラストとなり、非常に名残惜しい気持ちで一杯である。
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