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○○さん2号

《二代目社長アドバイザー:企業再生》

★【○○さん2号】

●老舗企業には、その長い歴史と共に歩んできた社員がいる。

会社の歴史を知り、お客様や商品を熟知し、(時にはいざかいがあったとしても)経営者とも「阿吽の呼吸」なのが熟練社員である。

新卒から30年、40年と勤めあげてきた熟練社員は「会社の宝」である。

一方、どんな人でも、いつかは会社を去らなければならない。

特に老舗企業においては、この数年、団塊の世代と呼ばれる方が大量に会社を去っていく。

「会社の宝」が消え去ってしまうのである。

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<宝>はどこにあるのだろうか?

それは、その人の「頭の中」にあったり、「自身の技術」であったりする。

何れも「中身が見えない」ものである。

従来の国際状況における日本においては、何十年と同じ職場で「上司の仕事ぶりを見て」暗黙の内に技術等を習得してきたものである。

しかしながら、東南アジア等の台頭によって、「労働者」としての日本(人)は国際競争の場では市場価値がなくなったといっても良い。

次は、「知的創造者」としての価値を見出すしか生きる道はない。

従って、企業にとっても、労働者にとっても、いかに技術や頭の中が「見える化」ということと、いかに「スピーディに人材を1人前に育てるか」が優劣の分かれ目となってくる時代となった。

自分のテリトリーだけを見渡しても「実感」は沸いてこないであろう。

実感がなければ、そういう時代だという「気付き」も得ないであろう。

そこで出てくるセリフは、決まって「世の中不景気だなぁ」か「俺達の時代はな・・・」のどちらかである。

時代錯誤!

「”世の中=国際社会における日本を取り巻く状況”は”変わった”」のである。

従来の「不況」は、日本国内における局部的振動。今は、国際時代。日本(人)は変わらなければ生き残れない時代になったのだ。

団塊世代の大量退職ということは、裏を返せばその直後の世代は「長年押さえつけられてきた世代」といえる。

その世代が、近未来の企業リーダーとなっていく。

そんな中、企業における人材育成「ふた方向」に分かれてきたようだ。

 

●ひとつは、今まで通り。

今まで通りを選んだ結果ではない。端的にいえば、「方策なし」の企業。

経営者・社員共に、時代を”感じる”社風になかったことに起因している。

従って、老舗企業に多いケースである。

「文句をいうな!」

「オレが正しい!」

ベテラン社員の頭の中=<宝>を<形>にできないまま退職日を迎え、会社の宝を失う。

会社に夢や希望を持てなくなった若い社員=会社の<未来>は去っていく。

「会社の外に目を向ける姿勢」があれば気付くチャンスもあるであろうが、そういう社風では「会社の内」に目がいってしまう。

どんな集団でも、中だけを見れば、相対評価なので必ず「優」と「劣」が存在する。

そうなれば、これまで押さえつけられてきた世代は、日々「ぞんざい」になっていく。何年も何十年も偉ぶっていた人が去る。次の人は最初は謙虚。でも、徐々に、徐々にえらぶってしまう。

○○さん2号!

の誕生である。

人間の性だから仕方がないことではあるが、こうならないためには「意識した修練」するしかない。

経営者は、「会社が若返った」とうかれるが、ベテランという頭の中が居抜きになり、若い力がなくなり、結局は元の威厳構造に戻るだけ・・・。しかも、中身のない虚像であることに気付かない。

当然、市場は評価しない。

経営者が気付かない内に、あれよあれよという間にお客さんが逃げていく。

そこでも「不景気だよなぁ・・・」。

 

●もうひとつが、そんな時代の変化を察知している経営者である。

ベテラン世代の定年は、何年も前から分かっていたことである。

少しずつ準備をし、「組織変革」を進め、ベテランの熟練技術を「形」にしていった。

中には、人為技術を機械化させた企業もあるであろう。

そして忘れてはいけないのが、肝心の人材育成である。

職務技術にばかり目がいってしまうが、これからは、職人や監視者としてではなく、<リーダー>としての人格者が組織を引っ張っていく時代になった。そして、そんなリーダーが多い企業に「勢い」がつき、新しい社員が「応募」してくるのである。

人が組織をつくり、人が会社を活かす時代である!

ここで、マジメな社長ほど陥りやすいワナがある。

マジメな社長は、「全体」をくまなく底上げしようとする。・・・おおいに結構。

ところが、中小企業では、中途半端&スピード不足に陥りやすい。

1番即効性があるのが、「社長に投資する」ことである。

中小企業の99%は社長で決まる!

だからこそ、社長に投資するのである。

10人均一に0.1投資しても効果は薄い。

100人均一ならば、0.01でしかない。

ましてや、社長には絶大な<力>がある。

社長が変わらない限りは、企業風土は変わらない。

社長が変われば、リーダーが変わる。

リーダーが変われば、組織が変わる。

組織が変われば、会社が変わる。

社長が会社内で威張れば、次も威張る。

○○さん2号の誕生だ。

社長が人格者ならば、次も人格者に変貌する。

 

お客さんは見ている!!

 

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