『桂枝雀落語大全:第四集』
《あしたのための読書:感性を磨く編》
★『桂枝雀落語大全:第四集-①饅頭こわい②替わり目-(DVD版)』 2代目・桂枝雀(かつら・しじゃく)氏
●昨日は、噺家の桂文喬(かつら・ぶんきょう)師匠の講演を聴いてきました。
桂一門といえば落語界を代表する名門中の名門ですが、中でも僕が好きなのが、落語家としては2人目の”人間国宝”となった3代目・桂米朝(かつら・べいちょう)師匠。
上方落語に似合わず?端正で上品な落語が持ち味の米朝師匠。その”間合い”や”リズム”は、知らず知らずに客席を魅了し、まさに人間国宝にふさわしい芸の域であるといえます。
その米朝一門の中でもスター中のスターなのが、2代目・桂枝雀師匠である。
●師匠の米朝氏を”静”とすれば、こちらの桂雀氏は対照的な”動”。
師弟なのに、こうも芸風が違うのかと思わせるほど枝雀氏の落語は騒がしい。
寄席が始まった瞬間から観客は”枝雀ワールド”に連行される。
そして、お腹の皮が破れるんじゃないかと思うほど笑いの連続が起こる。
それでも、ネタが終わると「さすが米朝一門」だと気付くことであろう。
パフォーマンスは違えど、根底には”しっかりとした芸”と”リズム”がある。
その根底こそが師弟が引き継いだものであり、表面上のパフォーマンスではない。
昨今、<HOW-TO>を求める人が多いが、HOW-TOは自らが創造するものであると思う。
師匠から盗むべきは、”芸(仕事)の本質”と”仕事に対する姿勢”なのである!
●さて、多くの枝雀氏のDVDの中から本DVDを選んだのは、ここに収録されている『饅頭こわい』を見たかったからである。
誰もが知っている『饅頭こわい』をプロの噺家がはなすとどんな風になるのだろうか?
それも、枝雀氏がはなすとどんな『饅頭こわい』になるんだろうか?
そんな興味からであった。
最初から最後まで笑いっ放しの”枝雀ワールド”に連れていってくれる作品だと思います。
また、僕たちが知っている標準的な『饅頭こわい』は、実は「東京(江戸)落語」であり、上方落語ではちょっと違った内容になっているところも注目です。
●おすすめ度→★★★★★
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コメント
落語はほんとに勉強になりました。
最近あまり聞かなくなりましたが、また聞きたくなりました。
投稿: てらぞう | 2008年10月11日 (土) 18時18分
てらぞうさん、こんにちは。
桂一門の落語は、芸術的ですよ。
いろんな噺がありますので、お好きなお題のDVDを選んでみてはいかがでしょうか。
気分爽快になりますよ。
投稿: リハル | 2008年10月12日 (日) 11時27分