久しぶりに羽生善治名人の将棋をみました
《よもやま話》
★【久しぶりに羽生善治名人の将棋をみました】
●「今日は朝から原稿書き」と思っていたんですが・・・・・・・。
ふと目にした新聞欄の『NHK杯将棋トーナメント』に羽生善治名人(現在は、名人・棋聖・王座・王将の四冠)の名前を発見!
「こりゃ観なければいけない」と思い、番組開始からテレビにくぎ付け。
●相手は、強豪を破って勢いにのる佐々木慎五段。
解説が、かつて竜王や王座にも就いたことがある木村一基八段。
木村八段の解説は、僕のような素人にもとても分りやすく、棋譜も一歩前にでたら突き進むタイプで、大好きな解説者です。
お目当てはもちろん羽生名人の将棋ですが、「木村八段の解説は、僕にとってなぜ分りいいんだろう?」と考えながら観戦していました。
●対局は、居飛車・穴熊の先手羽生名人に対し、振り飛車の佐々木五段という、「居飛車・矢倉」しかさせない僕にとっては、先手羽生名人の居飛車画面であったことも最高でした。
解説の木村八段によると、羽生名人の最高に良いところは、”気持ちの切り替えがうまい”ということでした。
だからこそ、”悪手を連続でさすことがない”そうです。
紙一重のプロの世界においては、「技」はもちろんのこと、「心」が大切なんでしょうね。
●今日久しぶりに羽生名人を観ましたが、先日「永世名人」(襲名は引退後)になったこともあるのか、かつての”新人類”と呼ばれていた面影よりも”壮年”の風貌でした。
今日の対局においても、名人らしく奇を狙うことなく一手一手が理にかなっていて、相手の攻撃をしっかりと受けて立つ将棋でした。
それでもそこはさすがに羽生名人。
プロの解説者もうならせるような妙手が後々の決定手となり、堂々の勝利でした。
僕が最も好きな谷川浩司九段(永世名人)は途中敗退していますが、このままいくと佐藤康光現NHK杯・棋王との一戦もあり得るので楽しみです。
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●そんでもって、木村八段の解説。
今日の僕の観戦テーマのひとつが、「なぜに僕は木村八段の解説が好きか」でした。
”素人に分りやすい”
これに凝縮されます。
棋譜の分かれ目において、「プロはこう考える」という解説が随所に表れます。
また、なぜその”一手”が良いのか悪いのかを、別の一手を選んだ場合や、その一手の前後の展開を”複数”解説されることが、解説抜きでも分っている有段者ではなく、多くの視聴者が素人であることを意識した解説になっているからだと思いました。
プロならば、最善の一手が分れば良いのでしょうが、素人は”巧手””悪手”を比較してはじめて理解できるからです。
そしてもうひとつ、素人にとって”楽しい”解説であるということです。
棋士のエピソードや性格による棋譜予想を交えて、将棋の対局をより大きな枠組みで視聴者が観戦する楽しみがありました。
ひとにものを教える立場として、とても参考になりました。
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コメント
久々に将棋関連の記事を拝読いたしました(^^)
同じテレビを見ていたのでいつも以上に楽しませてもらいました。NHK杯は今からが特に面白いところですね。
あと、私は先崎学八段の解説が大好きです。もし機会があれば聞いてみてください。言葉(単語)の選択が抜群なんですよ。
投稿: 中島先生 | 2009年2月 9日 (月) 09時21分
中島先生、こんばんは。
先崎棋士の解説は、私も好きな解説者のひとりです。
将棋界においても”異端児”と呼ばれていろいろあるようなので、楽しみな方です。
投稿: リハル | 2009年2月 9日 (月) 19時09分