『ジェネラル・ルージュの凱旋』
《あしたのための読書:エトセトラ》
★『ジェネラル・ルージュの凱旋』 海堂尊氏著
●数日前、偶然我が家のテレビが映画版の『チーム・バチスタの栄光』を映し出していた。
宝島社の「このミステリーがすごい」大賞に選ばれ、過去の”このミス”においても最高の作品と絶賛されるだけあって、ミステリーの趣きを醸し出しながらも、作者自身が勤務医としての現場感覚から画かれる描写は絶品であった。
そして、作者の「医療」に対する”考え”や”社会示唆”をベースに感じ取ることができるすばらしい原作であった。
その映画版が偶然映し出されていたので、「最初だけ・・・」と思っていたが、ついつい最後まで観ることになった。
原作もさることながら、原作のキャラクターを微妙にアレンジした映画版も最高であった。
●番組の最後に、今週末に公開されるという『ジェネラル・ルージュの凱旋』の紹介があった。
執筆順でいくと、この2作品の間には『ナイチンゲールの沈黙』という作品があるので、次はその作品を読もうと思っていたが、今夜遅くクライアントとの約束があったので、その待ち時間に読もうと昼間に『ジェネラル・ルージュの凱旋』上下を購入しておいた。
昼食時にちょっとだけ、かじり読みをしたのであるが、序盤からスリリングな展開。
夜の待ち合わせ前も・・・帰宅してからも一気に読み続けた。
●連続作品の舞台をそのままに、<田口-白鳥コンビ>が今回もテンポの良い流れをつくっている。
”このミス”へのエントリーを意識した『チーム・バチスタの栄光』は、ミステリー色がちりばめられ、完成度も最高であったが、数作を経た本作品においては、作者の医療観・社会観をベースに感じることができる。
『チーム・バチスタの栄光』ほどのセンセーショナルな印象はないものの、読み出したら止まらないこと間違いなしである。
・・・結局、翌日(今日)の午前3時まで一気に読み続けることになってしまった。
●おすすめ度→★★★★☆
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●『ジェネラル・ルージュの凱旋』と、その前作となる『ナイチンゲールの沈黙』は、同じ時間と空間を共有した作品になっているようである。
僕は前後逆から読むことになったが、両作品を読むと、同時進行的な時間を感じる一方、同じ時間・同じ空間で別のドラマが起こっていることを感じることができるようである。
まるで『24』のようである。
映画は『ジェネラル・ルージュの凱旋』であるが、もしかするとの片鱗も織り込まれるのかな・・・?
今度は、『ナイチンゲールの沈黙』を買ってみよっと・・・また眠れなくなるな・・・。
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コメント
>「ジェネラル・ルージュの凱旋」
このシリーズ、つーかこの人の本の中で
いっちばんおもろいな、これが、ワシ的には
投稿: ○せ | 2009年3月 5日 (木) 17時43分
〇せさん、お久しぶりです。
僕は横溝正史さんちっくな”推理物”が好きなので、『チーム・・・』の方が好みなのですが、この作品も面白い作品だと思います。
そんでもって今日、『ナイチンゲール・・・』を買いに書店に寄ったのですが、思わず『オバマ大統領就任演説』を買いました。
投稿: リハル | 2009年3月 5日 (木) 20時44分