2-G:感性を磨く編

『羽生マジック』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『羽生マジック』 羽生善治氏著

僕の将棋は、幼稚園級。

それでも、頭の体操&リセットのためや、その感性を経営に活かすために、将棋を観るのが好きである。

初心者が購入する将棋本は、「定跡」本や、「詰め将棋」本である。

僕もそのひとり。

でも詰め将棋は、<答え>から逆算されているので、ちょっと物足りない。

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●そんな想いから、かなり以前から気になっていたのが本書。

羽生善治現四冠(第19世名人)が、実践において放った<羽生マジック>を設問式に集めたのが本書。

詰め将棋と違い、実践の場面なので、<答え>から逆算することはできない。

ピンチをチャンスに変える!

その一手を見つけるのが本書の狙いである。

 

●以前から手にとっては、「難しい」と購入を見送っていた一書であったが、最近就寝前に読んでいる定跡や詰め将棋ではワンパターンなので(それでも難しい)、今日書店で見かけたときに購入した。

早速半分くらいを読んでみたものの、「1問すら正解できない」状況であった。

やっぱり<プロ>はすごい!

僕のような素人が思いもしない1手で優劣を競い合っている。

そう実感させられる一書である。

最近は壮年の風貌になった羽生善治四冠であるが、まだまだ「新人類」と呼ばれていたころの切れや冒険のある1手がちりばめられた、まさに<羽生マジック>の原点となる一書である。

 

●おすすめ度→★★★☆☆

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”マイケル”大丈夫?

《よもやま話》

★【”マイケル”大丈夫?

●僕が識別できる数少ない外タレのひとりが、マイケル・ジャクソンさん。

そのマイケルも、既に50歳になっているようである・・・自称は?歳。

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●そんなマイケル。

この度、何度目か数え切れないほどの再整形を試み、”鼻”をいじくったとか?

なんでも、その際に皮膚の病気にかかり、それが原因となって全身に広がり、皮膚の一部が壊死して大掛かりな手術が必要だとか・・・。

かつての”ムーン・ウォーク”を披露する日は、再び訪れるんでしょうか???

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●”マイケルの1枚”を選ぶとすれば、迷わず『スリラー』

アルバムタイトル名の『スリラー』や『今夜はビート・イット』、そしてなんといっても僕の1番のお気に入りが『ビリー・ジーン』。

『ビリー・ジーン』を聴くたびに、あのビートが頭から離れないのは僕だけでしょうか・・・?

おすすめ度→もちろん星5つ ★★★★★

 

 

 

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『桂枝雀落語大全:第四集』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『桂枝雀落語大全:第四集-①饅頭こわい②替わり目-(DVD版)』 2代目・桂枝雀(かつら・しじゃく)氏

●昨日は、噺家の桂文喬(かつら・ぶんきょう)師匠の講演を聴いてきました。

桂一門といえば落語界を代表する名門中の名門ですが、中でも僕が好きなのが、落語家としては2人目の”人間国宝”となった3代目・桂米朝(かつら・べいちょう)師匠。

上方落語に似合わず?端正で上品な落語が持ち味の米朝師匠。その”間合い””リズム”は、知らず知らずに客席を魅了し、まさに人間国宝にふさわしい芸の域であるといえます。

その米朝一門の中でもスター中のスターなのが、2代目・桂枝雀師匠である。

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●師匠の米朝氏を”静”とすれば、こちらの桂雀氏は対照的な”動”

師弟なのに、こうも芸風が違うのかと思わせるほど枝雀氏の落語は騒がしい。

寄席が始まった瞬間から観客は”枝雀ワールド”に連行される。

そして、お腹の皮が破れるんじゃないかと思うほど笑いの連続が起こる。

それでも、ネタが終わると「さすが米朝一門」だと気付くことであろう。

パフォーマンスは違えど、根底には”しっかりとした芸””リズム”がある。

その根底こそが師弟が引き継いだものであり、表面上のパフォーマンスではない。

昨今、<HOW-TO>を求める人が多いが、HOW-TOは自らが創造するものであると思う。

師匠から盗むべきは、”芸(仕事)の本質”と”仕事に対する姿勢”なのである!

 

●さて、多くの枝雀氏のDVDの中から本DVDを選んだのは、ここに収録されている『饅頭こわい』を見たかったからである。

誰もが知っている『饅頭こわい』をプロの噺家がはなすとどんな風になるのだろうか?

それも、枝雀氏がはなすとどんな『饅頭こわい』になるんだろうか?

そんな興味からであった。

 

最初から最後まで笑いっ放しの”枝雀ワールド”に連れていってくれる作品だと思います。

また、僕たちが知っている標準的な『饅頭こわい』は、実は「東京(江戸)落語」であり、上方落語ではちょっと違った内容になっているところも注目です。

 

●おすすめ度→★★★★★

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『JACARANDA-ジャカランダ-』(音楽CD)

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『JACARANDA-ジャカランダ-』(音楽CD) 世良公則氏

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(旧作『照-SHO-』より)

 

●みなさんにとって、”夏に聴く曲”といえば何でしょう?

サザンオールスターズ?・・・・・いいですね。僕の妻も大好きです。

TUBE(チューブ)?・・・・・あのワンパターンさが、耳に残りますよね。

両グループとも、ちょっと古いですかね?

最近の若い人たちならば、何を聴くんでしょうか?・・・今度、子供たちに聞いてみます。

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●僕にとっての”夏の曲”といえば、世良公則さんです!

昔懐かしい<TWIST(ツイスト)>です。

 

世良さんといえば、なんといっても『あんたのバラード』

あんたにあげた 愛の日々を

今さら返せとは 言わないわ ♪

あの「ガツン」とした、こぶし?がたまらないんですよね。

 

そして、夏はやっぱり『燃えろいい女』

燃えろ、いい女 燃えろ、ナツコ ♪

 

こうやって歌詞を見てくると、昔の歌詞は「単純」で分りやすいですよね。

「燃えろ」「夏」 → だから 「ナツコ」

子供の前で聞いていると、こっちが恥ずかしくなるくらい、すっごい単純です。

でも、そこがいいんですよね。

 

●2003年に、セルフカバー版ベストの『照-SHO-』が発表されたときに思わず購入しましたが、昨年・2007年にも再びセルフカバー版ベストの『JACARANDA-ジャカランダ-』が発表されました。

若かりし頃の世良さんも良かったですが、歳を重ねて再び往年の名曲を歌う、現在の世良さんも素敵だと感じることができる、味のあるアルバムに仕上がっています。

「JACARANDA(ジャカランダ)」とは、アメリカ熱帯雨林に茂る樹木の名称ですが、世良さんのキーワードは、

燃えろ!

ということなんでしょうね。

夏の暑さをブッ飛ばし、元気一杯にしてくれるアルバムです。

 

●おすすめ度→★★★★☆

 

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『谷川VS羽生100番勝負』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『谷川VS羽生100番勝負』 日本将棋連盟著

●先日の第66期名人戦(将棋)において、羽生善治棋士が森内俊之名人を破って、通算5期目の名人位に就くと共に、19世永世名人の称号を獲得した。

パソコンによって棋譜分析をする「棋界の新人類」と呼ばれていた羽生世代も、今ではベテラン・重鎮の部類に達してきた。

次世代の若手棋士の台頭も凄まじいものではあるが、こと「名人位」に関しては、羽生世代が守ってきた棋界最高峰のタイトルである。

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●1994年から1996年と名人を3連覇し、前人未到の全てのビックタイトルである「七冠」同時ホルダー輝いた羽生棋士。それが、1996年。

誰もがすぐに永世名人となる5期目の勝利を予測していたものだ。

ところが、それを阻んだ(1997年)のが、光速の寄せ・谷川浩司17世永世名人であった。

それ以来、羽生棋士の挑戦が始まった。

6年後の2003年に4期目名人に就き、そこから更に5年後の今年・2008年に5期目名人を勝ち取った。

 

●そんな羽生名人復帰によって、夢の「谷川-羽生:名人戦」を期待するのは、僕だけではなかろう。

大山、米長、中原・・・・・。

長く棋界を支えてきた重鎮に風穴を開けたのが、1962年生まれ今年46歳の谷川浩司棋士。

その谷川棋士がひとりでふんばる棋界にあって、彗星のごとく現れたのが1970年生まれ今年38歳になる羽生善治棋士である。

将棋でも、スポーツでも、会社経営でも、・・・そして「人生」においても、自分が成長するためには「ライバル」の出現が必要不可欠である。

そんな谷川・羽生両棋士の「ライバル史」と呼べるのが本書である。

本書は、ふたりの100勝負の中から、各々が心に残っている名勝負を解説している。

従って、各局の棋譜解説は少なめであり、年代順でもない。

将棋の有段者とって、「棋譜分析」としては1番1番少々物足りない分量と思えるが、僕のような素人にはちょうどよい。

何よりも、両者が「なぜこの1局を選んだのか」とか、「対局中にどのような心理状態にあったのか」など、勝負師としての心の中が描かれているのが他の棋譜書とは一線を画するところである。

加えて、タイトル戦でぶつかることが確実な両者にとって、その前哨戦において「どのような試みをしたのか」が見えてくる。

 

ライバル

 

自分の人生をたかめるために、ぜひともそう呼べる相手に巡り合いたいものである。

そのためにも、相手が自分のことをライバルと認めるような修練を日頃自身に課す努力が不可欠だ。

ライバルは、「敵」ではない。

ライバルは、「心の友」なのだ!

そんなことがうかがえる一冊である。

 

●おすすめ度→★★★★☆

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『39』(音楽CD)

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『39』(音楽CD) Kinki Kids (キンキキッズ) <堂本光一さん・堂本剛さん>

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右と左・・・・・ならび方これでいいんですよね?

 

●昨日たまたま僕の車を妻が使った。

そのときに聞いていたのだろう。今朝仕事に向かおうとすると、車のスピーカーから<Kinki Kids>の曲が流れる。

 

さあ!やるぞ!!

 

そういう起爆剤的な曲が多いジャニーズにあって、KinkiKidsの曲はどこかノスタルジーを感じる「セピア色」の曲が多い。

僕が特に気に入っているのが、『硝子の少年』

聴いているうちに、

 

よし!前にすすもう!!

 

そんな力が湧いてくる。

リアルで聴いて、そして、また何年かして聴いたときに自分の背中を後押ししてくれる。そんな曲がキンキの曲だと思う。

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●僕は、経営コンサルタントなので、「ジャニーズ入り」には<戦略>をたてている。

1.もうオッサンなので、Jrからは入れない。

2.ケ○に自信がないので、合宿所住まいはイヤだ。

従って、既存のグループの「後がま」を狙っている。

ズバリ!

ねらい目は、<嵐>の大野君の後がまか、<KinkiKids>の剛君の後がまだ!

あの太り様は、きっと健康を害している。

だから、剛君の後がまを狙っている!

 

●おすすめ度→★★★★☆

 

アルバムタイトルにA・B・・・とならべてきたKinkiKidsですが、初心に戻る・リセットするという想いから名付けたタイトル『Φ』も好評のようですよ。

Hey You!

「スカウト組」は、ジャニーさんから、そうやって声を掛けられるらしい。

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『ほんとのおおきさ動物園』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『ほんとのおおきさ動物園』

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●これ、な~んだ?

 

昨日、帰宅途中の本屋さんで目に留まった図鑑

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●正解は、「トラ」

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「トラの舌」は、”おろしがね”のように、ギザギザの大きい舌なんですって。

このトラの顔は、実物大です。

我が家の二女・Rちゃんに買っていったのですが、思わず、大人の僕も見入ってしまいました。

ふたりで、いろんな実物大の動物と「比べっこ」。

動物園で幾度となく見たことがある「トラ」ですが、まさか、トラと顔を比べっこするなんてできないですものね。

ましてや、トラの舌が載っている図鑑なんて見たこともありませんでした。

右横に、豆知識が掲載されていて、トラのページには「こんなときには気をつけた方がよいトラのポーズ」が掲載されていました。

他にも、ゾウやパンダなどなど、動物園の人気者が実物大で掲載されています。

自分の顔と比べっこしてみると楽しいですよ。

 

●勉強嫌いな子供に勉強をして欲しければ「図鑑」がおすすめ。

我が家には、図鑑があふれている。

究極的には、「勉強は本人との戦い」

「学ぶ=発見する」喜びが分れば、あとはひとりでに勉強し出します。

学生のうちに勉強が嫌いでも、生涯勉強し続ければ、その差は歴然である。ましてや、本人の人生は楽しいこと間違いない。

親としては、「勉強しろ!」とはいわずに、勉強するきっかけづくりを与えることである。

 

●おすすめ度→★★★★☆

 

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●二代目社長のあなたは、会社で「仕事しろ」「仕事しろ~!」と連呼していませんか?

人間だれにでも”エネルギー”があります。どんなに無気力に見える人にだって、潜在的には同等のエネルギーが潜んでいます。

そのエネルギーを引き出すのが社長の役目であり、そのことなくして、会社は活性化しません。

人のエネルギーを引き出すには、「強制力」はききません。上っ面の出来事にしかならないからです。・・・そのことに気付いていない社長がとても多いです。

トップリーダーは、社員の「潜在力」を引き出すために、仕事の楽しさを教えてあげるのが役目です。

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『米朝落語全集:第四集』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『米朝落語全集:第四集-①天狗裁き②はてなの茶碗-(DVD版)』 3代目・桂米朝氏

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桂米朝一門の定紋「結び柏」

 

●3年程前に、宮藤官九郎(くどう・かんくろう)氏が脚本し、TOKIOの長瀬智也さんと、V6の岡田准一さんが主演したTV番組『タイガー&ドラゴン』が人気になった。

「落語」を主題にして、毎回、その落語にまつわる現代ストーリが展開されるという内容であったので、まだ幼かった我が家の娘たちにも楽しく理解できる仕立てになっていた。

毎回、その日の「演目」がひとつ主題となるので、次はどの演目かを期待し、落語そのものにも興味が持てる良い番組のひとつであった。

当時のRちゃんは、大の岡田准一さんのファンでもあった。

Photo_4 ←人気ブログランキング何位かな?

 

●僕自身も毎回楽しみにしていた番組であり、知らず知らずのうちに「落語」を聴いてみたくなった。

CD版は結構販売されていたが、やはり画像で見た方が「雰囲気」が伝わってくるのでDVD版を探したが、なかなか出回っていない。

インターネットで検索しまくって選んだ一品が、この『米朝落語全集:第四集』である。

本DVDに出演している現在の桂米朝(かつら・べいちょう)氏は、3代目となる。

人気に陰りがでてきた上方落語界を引っ張る現代落語界を代表するひとりであり、無形文化財保有者(人間国宝)のひとりでもある。

たんたんと話す口調に、知らず知らずの間に引き込まれていく。まるで、魔法のようである。

特に、本DVD収録の『はてなの茶碗』は、米朝氏が得意とする演目のひとつであり、その「間合い」が絶品である。

一流を目指したければ、一流に触れるべきである!

落語は難しい。落語は退屈だ。

それは「芸」として確立されてないオチャラケを観ているからである。

その間合い、そのテンポ、そして、それらが醸し出す場の空気・・・・・。

一流から学ぶことは多い。

試しに、まだ幼かったRちゃんにも見せてみたが、意味も理解し、ゲラゲラ笑っていた。

「難しい技術を簡単に見せる」一流の証である!

二代目社長のあなたの感性を磨くにふさわしい逸品である。

●おすすめ度→★★★★★

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●3代目・桂米朝氏の門下生のひとりに、2代目・桂枝雀(かつら・しじゃく)氏がいる。

ゆっくりと流れる米朝落語とは対象的に、パフォーマンス型なのが枝雀落語である。

このふたりの落語を見比べると、なおのこと勉強になる。

枝雀氏のDVDも当時併せて購入したが、そちらは別の機会で紹介します。

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『トップガン(TOP GUN)(映画)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『トップガン(TOP GUN)(映画)』

●いよいよ新年・2008年がスタートした。

物事が始まるときに、誰もが自分なりのテーマソングなどの「発奮」する起爆剤を持っている。

僕にとって、音楽ならば、永ちゃん(矢沢永吉氏)。特に、『止まらない Ha~Ha』をここ一番のときには必ず聞く。

そして、このトム・クルーズ(TOM CRUISE)氏主演の『トップガン(TOP GUN)』を観る。

●1986年。今から20年以上前に上映された映画ではあるが、初めて映画館で観たときの、あの「ダ・ダ・ダ・ダン・ダン♪・・・」と始まるテーマゾングといい、アメリカナイズされたストーリー展開といい、とにかくシビレまくったことを鮮明に覚えている。

その軽快な音楽、スリリングな展開は、未だ色褪せることはなく、現代アメリカ映画の象徴であると思う程の出来栄えであった。

 

●米国海軍の戦闘機操縦士訓練学校に学ぶトム・クルーズ。その中からスーパーエリートである「トップガン」を目指すべく、仲間たちとの競争を繰り広げる。目指すナンバー・ワン・パイロット「トップガン」の座はたったひとつ。

ライバル・アイスマンとの競争。相棒の死。そして、若き女性教官との恋。

幾多の試練を乗り越え、心の葛藤に打ち勝つ。そして・・・。

息つく間もない軽快なテンポと、アメリカ映画のエキスが凝縮された傑作である。

僕はもう10回以上は観ていると思う。それでも飽きない映画である。

 

新年のスタート

 

二代目社長のあなたなりの起爆剤によって、新春のスタートダッシュをきりましょう!

 

●おすすめ度→★★★★★

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『デザイナーズ・マンション』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『デザイナーズ・マンション』

●先日、<年末ジャンボ宝くじ>のことを掲載したら、ブログへのコメントをいただいた方や、リアルで会った方などから、いろんな<夢>を聞かせていただいた。

「宝くじに当たったら」という訳ではないが、本書をとても気に入っている。

建築の作品集というと、写真が少なかったり、あるいは、どうしても設計図等が多く掲載されていたりと、どちらかというと「発行者」の目線でつくられた書籍がほとんどである。

本書は、大きさも大型本であり、「写真」の掲載点数が多い。そして、「読者志向」のつくりになっているので、多様なマンションが掲載されており、「外観」はもとより、「間取り」や「内装」なども多く掲載されている。

どれも、有名マンションであるので、眺めているだけで「夜景」や「空間」などが想像されてくる楽しい書籍である。

僕にとっては、「図鑑」である。

●1~2年に1度、シリーズで発行されており、その時代時代を代表するマンションを楽しむことができる。

購入者、そして、住居者のつもりになって眺めていると、未来の自分の風景が浮かんでくる楽しい書籍である。

外観を楽しむもよし。内装を楽しむもよし。もちろん、建築物としての本来の目線で見ても勉強になる書である。

ありそうでない「読者志向」の建築作品集が本書である。

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●上記掲載は、2006年12月版です。僕が所蔵しているのは、2005年3月版です。同名の書籍でシリーズ発行されていますが、「副題」が違います。ご購入される方は、自身の好きな時代のものを選ぶことをおすすめします。・・・建築物としては、現在に近い程高技術でありますが、「バブル」さを求めるならば過去の時代の建築物には、おもしろいものがたくさんあります。

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『カーネギー・ホール・ライヴ・1961(音楽CD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『カーネギー・ホール・ライヴ・1961(音楽CD)』 ルービンシュタイン氏

●僕は、よくクラシックを聴く。クラシックからはα波が発生し、脳を活性化させるというが、心が落ち着き、瞑想にふけることができる。ほとんどは、ピアノ曲であり、特にショパン(CHOPIN)がお気に入りである。

ショパンといえば、先に紹介したショパン国際ピアノ・コンクールの歴代優勝者であるブーニン(BUNIN)氏やユンディ・リ(YUNDI・LI)氏がおすすめであるが、何と言っても極めつけは、ルービンシュタイン(ARTUR RUBINSTEIN)氏である。

ショパンと同じポーランドを祖国に持つルービンシュタイン氏は、ショパンの代名詞であり、20世紀を代表するピアニストのひとりである。

間違いだらけではちゃめちゃな天才・ブーニン氏。繊細なタッチのユンディ・リ氏。そして、なんとも落ち着いた安らぎを感じるのが、このルービンシュタイン氏の魅力である。三者の『英雄ポロネーズ』を聴き比べるとその違いが鮮明である。

●そのルービンシュタイン氏の数多いCDの中でも、もう10年以上前にたまたま購入した『珠玉のショパン』という氏の演奏するショパンのベスト版を、何十回と聴いている。そのため、曲を聴いていると次の曲が連想できるくらいになった。ジャケットの裏表紙には、1988年・ビクターとあるが、もう廃盤になったのか?ネットで検索できなかった。

そこで今回は、あえてショパン以外のルービンシュタイン氏を紹介する。

ポーランドに生まれ、天才と称された氏はアメリカへ渡った。アメリカでの氏の活動は、多くの聴衆を魅了したが、音楽評論家からは酷評もあった。そのため、何年間も活動を中止し、悩んだ時期もあったが、不屈の精神で復活を遂げる。その後の活躍の道も決して平坦ではなかった。そんな氏が、老年期にその集大成ともいえる演奏を行い、復活ののろしをあげたのが本カーネギー・ホールでのライヴである。

題名に1961とあり、しかもライヴ版であるので、クリアな音質ではない。また、氏の全盛期の演奏でもない。しかしながら、音楽の聖地でのライヴという臨場感の中から、氏の入魂の演奏、そしてそれに魅了される会場の雰囲気が伝わってくる。

50年以上前に録音された本CD。その色艶は、未だ色あせてはいない。

●おすすめ度→★★★★☆

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『ザ・龍之介』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『ザ・龍之介』 芥川龍之介氏

●中学生のKちゃん。小学生のRちゃん。

他の地域は分からないが、ふたりの通う学校では「読書タイム」がある。

「ゆとり教育」の一環なのか?子供に読書をする習慣を付けさせようとしているのだろう。それ自体は非常に感心なことなのだが、子供たちに聞いてみると、何を読んでもよいそうである。

中学生になると思春期の入り口。書店に行くと、最近は「携帯小説」のオンパレードである。流行に敏感になることには賛成であるが、「考える」深さや、「日本語」としての文体に欠けると思っている。それ故、子供たちには、「純文学」”も”読むように勧めているのだが、教科書の定番であった「夏目漱石『坊ちゃん』」や「太宰治『走れメロス』」等々、純文学は教科書からは、すっかり影を潜めているようである。従って、小さい頃に純文学に触れる機会が少ないために、純文学を読みたい・読もう、とは思わないようである。

そんなオヤジのお小言をいっている内に、自分でも純文学を読みたくなった。

そんなこんなで、今日、たまたまRちゃんとふたりで書店に寄ったときに脳裏をかすめ、僕が購入したのは、もちろん、芥川龍之介

●小さい頃から、芥川龍之介が好きだった。人生としてはあこがれないが、その無駄の無い、洗練された、ジャープな文体が読者として大好きであり、書き手として憧れる。

中でも出世作である『鼻』が好きである。

鼻の長い僧が、ある日弟子が聞きつけた処方によって、その鼻が小さくなる。本人は大喜びである。ところが、会う人、会う人が笑って通り過ぎる。鼻が大きいのをコンプレックスに感じていた僧が、今度は、その鼻が小さくなったのを笑う他人の目が気になって仕方がなくなる。・・・そして数日後、鼻が元通りの長い鼻になった。戻った。・・・すると僧は、もう小さい鼻をあざ笑う者はいなくなるだろうと感じ、安堵する。

僅か、数ページの短編である。その短い文章に、何百ページの文学に匹敵するくらいの人間心理が「凝縮」されている。芥川の小説は皆そうである。その大量の文章でも言い表せない論旨を、いとも簡単に数ページで言い表してしまう。・・・しっかりした文章。文・筋の流れ。そして、文章間に隠れた主題。それらこそが<日本語力>であると思う。

●言葉は、時代と共に移り変わる。しかし、それは「略語」であったり、「心の伴わない表現」であってはならない。しっかりとした「基本」を繰り返し習得してこその<独創性>であると思うのである。

子供たちには純文学にも触れて、日本語の良さを感じてほしいと願うと共に、最近基本を疎かにしている自分としても「芥川を読んでみたい」と思った今日であった。

●おすすめ度→★★★★★

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●今回紹介の書籍は、最近よく見かけるA4サイズの大判全集シリーズである。昔ながらのハードカバーの全集や、作品ごとの文庫本、あるいは、最近は文庫版の全集も発売されている。本書は、1冊に全てまとまり(持ち運びや、寝ながら読むには不向き)、しかも個別購入に比べ大幅に安い。そしてなにより、活字がドでかいので読みやすい。書店に出かけてお好きなタイプを選べば、その過程においてさらに楽しみがふえますよ。

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『日本人のしきたり』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『日本人のしきたり』 飯倉晴武氏著

●宮内庁書陵部首席研究官を歴任した著者による、日本人の<しきたり>に関する著書である。

国語辞典によれば、<しきたり>とは、「仕来り」あるいは、「為来り」と表記し、「昔からの習慣。ならわし。慣例。」とある。<作法>とも少し異なる。

古来から伝わる<しきたり>は、各国・各地の「自然現象」や「神」に対する観念の違いから生まれてきた。

農業を生業とし、四季の訪れる<日本>においては、古来から「自然」を神として祭る習慣があった。豊作を願い、ときには晴天を、ときには雨を願って、季節の移り変わりを大切にしてきた。そのため、1年のうちにいくつもの「ハレの日」を置き、日々の生活に変化と潤いを与えて、自然に感謝し、自然と共存する生活の安泰を願ってきた。更に、人生の節目節目において、様々な行事を執り行ない、誕生・成人・結婚・長寿などを祝いつつ、祖先に感謝し代々の繁栄を願ってきた。

そのような日本固有の風土から長い歴史によって生まれた年中行事には、日本人独自の知恵や人生観が表れた<しきたり>となっていった。

本書では、日本人の<しきたり>を年中行事と共に紹介し、その歴史的な由来や、そこに根付く、日本人の人生観に触れている。

●本書に<お月見>のしきたりが掲載されている。

旧暦の8月15日、現在の9月18日前後は、ちょうど満月の夜になる。この日を「十五夜」と呼び、「中秋の名月」ともいわれる。

中秋の名月を観賞する習慣は、唐代の中国で行われていて、平安時代ごろに日本に伝わったとされている。当初は、貴族階級の観賞であったが、やがて一般庶民にも広がり、豊作を祈って畑でできた収穫物を供えるようになった。

ちなみに、2007年、本年の「十五夜」は、ネットで調べたところによると「9月25日火曜日」あたりのようである。是非、日本古来の<しきたり>と併せて、満月の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。

●同じ地球に住んでいても「自然」や「宗教観」の違いから、習慣が違ってくる。画像で見れば同じように見えても、そこに訪れ、五感で感じると、「空」の色・「海」の色も違う。「空気」や「光」も色や加減が違っている。ましてや、四季豊かな日本においては、自然は神であり、そこにおける生活には様々な習慣が生まれた。それが<しきたり>である。

日本人の心を学ぶうえでも、日頃何気なく接している行事や習慣から「日本古来」の考え方を探ってみてはいかがであろうか。

●おすすめ度→★★★☆☆

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『荒俣宏の博物探検史』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『荒俣宏の博物探検史』 荒俣宏氏著

●以前、本ブログでも紹介した荒俣宏氏。『帝都物語』で有名な<小説家>であるが、それは世間の見方。当のご本人は<博物学者>を名乗り、博物学をライフワークとしている。

博物学は、地球史とも表現できるくらい太古の地球を探り、動植物や人間の進化を研究する学問である。そのため、太古の資料集めが重要となってくるが、その資料はとてつもなく高価である。中には、高級外車はおろか、家が建つくらい高価な資料もあるそうだ。それ故、荒俣氏は、小説を書いて印税を稼ぎ博物史の資料につぎ込む。お金が無くなったら、仕方なく小説を書き、また資料購入資金にすることの繰り返しだそうである。

日本国内においても貴重な博物資料収集家の荒俣氏は、博物史そのものに加え、集めた文献の絵画に魅了されていく。そんな収集家としてのライフワークが自身で編集する世界大博物図鑑であり、その中でもサントリー学芸賞を受賞・本ブログでも紹介した『世界大博物図鑑②[魚類]』は絶品である。

●前出の図鑑シリーズは、題目通り個体そのものを解説した「図鑑」であるが、本書は、博物史を掲載した言わば人類の冒険史である。

1567年のメンダーニャ世界航海に始まり、ベーリングクックナポレオンペリー等々、1900年までの世界の冒険家の活躍を掲載している。

太古の航海は、自国の領域拡大と、未知の世界への開拓という「国策」であった。従って、現代から振り返れば英雄の冒険家も当事は皆、命がけの航海であった。現代でいえば、宇宙探検のようなものだった。従って、進路の先には地球が続いているのかも分からず、行き着く大陸には未知の動植物が生息するという勇気恐怖を併せ持った航海であった。

歴史上は、領域という「地図」上の貢献が大きい冒険家の航海は、同時に、未知の動植物に対する「博物学」としての側面を持った。そのため、地理学者はもちろんのこと、博物学者を必ず随行させ、多くの「絵画」を資料として持ち帰った。現代の写真に該当する。その絵画から未知の動植物を知り、未知の人類を知っていった。そのことが荒俣氏を魅了させ、多くの資料を収集する博物学者へと駆り立てさせていった。

「未知の世界への探求」・・・二代目社長のあなたの冒険心をくすぐる一冊である。

●おすすめ度→★★★☆☆

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『ニセモノはなぜ、人を騙すのか?』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『ニセモノはなぜ、人を騙すのか?』 中島誠之助氏著

「いい仕事してますねぇ」

『開運!なんでも鑑定団』で有名な、古美術鑑定家・中島誠之助さんの最新刊です。

僕のブログでも、時々、美術や音楽について触れますが、二代目社長のあなたは、リラックスするために、そして、創造力という社長として最も大切な<感性>を磨くためにも「ホンモノ」にふれた方が良いと思っています。ホンモノが醸し出す雰囲気から、やがては、「ホンモノの人」を見つける目を養うのである。決して、高価とか高級というのがホンモノではない。その内面から湧き出てくるオーラにホンモノの真骨頂がある。そして、ホンモノの人と付き合い、ホンモノを扱うことによって、商売は繁栄していくと確信している。

●ホンモノとニセモノは表裏一体の関係にある。

ホンモノが存在し、ホンモノが著名であるからこそ、ニセモノが登場するのである。著者によれば、掛け軸の90%、焼き物の80%がニセモノだそうだ。

かつての骨董品は、プロの業者間での取引が主流で、ニセモノをつかませられるのは、その業者が未熟というのが「掟」だったそうだ。だから、どんな業者も自身の「鑑定」を口にすることはなく、中島氏自身も鑑定を口にするのは、テレビだけのことだそうだ。

本書は、ホンモノを見抜くための修練と、その裏側にあるニセモノの歴史や風貌を描いている。今では、数メートルも離れたところからでも、いや、話を聞いただけでもニセモノが判るそうだ。とにかく、ニセモノは、その品にまつわるウンチクが仰々しく、次第(箱や包み)がきらびやか過ぎるのだそうだ。一方、ホンモノは、触ることによって、更にその内面から醸し出す雰囲気があると言う。特に、焼き物はそのラインがホンモノにはあるそうだ。

●中島氏の骨董へのきっかけは、父親が骨董商であったことから端を発した。言わば、二代目社長である。修行時代、昼間父親が眺めていた骨董を、深夜蔵に忍び込み手にする日々が続いたが、翌朝になるとその紐の結び方の違いなんかで父親にバレて、こっぴどく叱られることの繰り返しだったそうだ。しかし、父親が眺めていても、蔵には仕舞わず、中島少年の目に触れることがない品があった。自身の成長と共に気付いたのは、それがニセモノであるということだ。父親のさり気ない仕向けによって、中島少年は、ホンモノしか触れることがなく、その雰囲気でない品はニセモノという感覚を培うに至った。

●本書は、ニセモノを論じている書であるが、おもしろい記載がふたつあった。

ひとつは、当初ホンモノであった品が、時を経て、人気骨董品に似ているとの理由から、その人気骨董品に似せて細工されてしまい、ニセモノとなることである。ホンモノがニセモノとして作り変えられてしまうのである。

もうひとつは、ニセモノとして登場した品(今で言えばポスター等)が、後年、作者の落款を入れてホンモノに変身してしまう品である。

両方共、その品そのものには悪気はない。後世の人為的作為によって、悪者にされてしまうのだ。これは、人間の「欲望」に他ならない。

●著者いわく「現在のニセモノは、ゲテモノである」

かつては、ニセモノ製作者には一級の腕前があり、ホンモノの復旧にかけては世界一という日本職人の技術であったために、素晴らしい?ニセモノを製作できた。それらニセモノ師は、金銭欲もさることながら、ホンモノとしての<創造的>製作ができなかったために<オリジナル>をつくれずに、ニセモノの世界で腕を磨くことになったが腕は超一級品であった。

ところが、最近のニセモノは、バッタ品のごとく技術がない。しかも、素人を騙す目的で製作されている。

世界的には、お金が潤った時代に名品の多い国、王政が栄えたときに名品の多い国等があるが、日本においては、「文化が栄えた時代」に名品が多いという。発掘によって世界的名品と謳われる海外品も多いが、日本で多いのは「伝承品」である。このことは、永い年月、その品を守ってきた文化によって培われた証しであり、だからこそ、日本の名品にはその歴史がある。昨今のお金だけで売買される日本国内の事情を鑑み、その低落がニセモノの低落、ひいては、日本骨董文化の低落に繋がっていると著者は言う。

二代目社長のあなたは、ホンモノに触れ、そこからホンモノだけが持つ「何か」をつかんで、自身の経営・人生に活かして下さい。そんなヒントがつまった一冊です。

●おすすめ度→★★★☆☆

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『2002年チャイコフスキー国際コンクール・ライヴ(音楽CD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『2002年チャイコフスキー国際コンクール・ライヴ(音楽CD)』 上原彩子氏

チャイコフスキーの母国ロシアのモスクワにおいて、1958年から4年に1度開催されている国際音楽コンクールが<チャイコフスキー国際コンクール>である。

以前にも当ブログで紹介した、ブーニン氏やユンディ・リ氏を輩出した<ショパン国際ピアノ・コンクール>が、5年に1度の開催で、ショパン限定のピアノコンクールであるのに対し、本コンクールは、ピアノ以外にも対象部門があり、チャイコフスキーの曲には限定していない音楽コンクールである。

それ故、後の世界的大ピアニスだけが集まる訳ではないが、その分多彩な才能が集まり、本コンクールも音楽の道を進むものにとっては、世界最高峰のあこがれのコンクールのひとつとなっている。

過去に日本人入賞者数が少なく、ショパン国際ピアノ・コンクールに比べて日本においてはあまり脚光を浴びてはいなかったが、2002年、ひとりのシンデレラ・ガールの登場によって、一躍脚光を浴びることになった。

そのシンデレラ・ガールが、上原彩子氏である。

●2002年の本コンクールのピアノ部門において、見事、第1位に輝いた上原彩子氏。

ピアノ部門始まって以来の女性の第1位。それも、日本人としてはじめて。更に、彼女は「ヤマハ音楽教室」出身であり、音楽大学出身ではない。極めてまれな優勝者であった。

もちろん、素人としては特出した才能を有してはいたが、ヤマハ音楽教室という「普通」の女の子が、世界を相手に、世界最高峰のコンクールのひとつで優勝したのである。

「ヤマハ」にとっても、国内のライバル「カワイ」のみならず、世界を圧巻する「スタンウエイ」を破っての快挙である。余談ではあるが、日本国内においては、ヤマハ、カワイが皆さんにとって馴染み深いピアノ・メーカーであろうかと思われますが、世界においては、スタンウエイが圧巻し、コンサートのような「響き」を重視する場所においては、ほとんどがスタンウエイ社のピアノが使用されている。演奏者によって、米国製とヨーロッパ製の好みがあるようだが、僕には識別できない。また、ブーニン氏が数年前、カワイ社のピアノを自宅用として導入し話題をさらったともあり、ヤマハとしては音楽教室振興と併せて、「してやったり!」の快挙であった。ちなみに、ウチのRちゃんもヤマハに通っているが、ウチは豪邸ではないので、ヤマハの電子型ピアノ・DGP-5を愛用している。

●その上原彩子氏の快挙を収めたライブアルバムが、本CDである。

冒頭にも記載した通り、本コンクールは、チャイコフスキーの曲に限定していないので、本CDに収められている曲も「ラフマニノフ」「チャイコフスキー」「シューマン」「ショスタコーヴィチ」である。

特におすすめなのが、ラフマニノフの『パガーニの主題による狂詩曲・作品43』である。繊細な演奏と、彼女のおもいっきりのよさが発揮されている演奏である。コンクールになると、前評判が高かったのに、当日こじんまりとしてしまい、良い結果を出せない演奏者も多いが、大一番で、おもいっきり「自分を表現」できた一曲ではないかと思う。

プロのリサイタルは、安定と心地良さが求められるが、コンクールならではの、はちきれんばかりの演奏を感じることのできる1枚である。

★おすすめ度→★★★☆☆

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『Andy Warhol Prints:アンディ・ウォーホル全版画』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『Andy Warhol Prints:アンディ・ウォーホル全版画』 美術出版社

●オークションの世界で最高峰と言えば「サザビーズ」。そのサザビーズやクリスティーズにおいて、今や、ピカソ、シャガール、ミロなどの歴史的画家に次いで売買され、うなぎのぼりなのがアンディ・ウォーホル氏である。しかも、従来の人気画家は、遥か昔の油絵画家が圧倒的であるのに対し、彼は近年まで活動(1987年没)し、版画という数多くの作品を世に送り出している「ポップアート」の旗手である。そんな彼の版画は、高額なものでは数千万円に至っているのである。

1928年(一説には1930年)、アメリカ生まれの彼の作品は、<シルクスクリーン>と呼ばれる版画技法によって、色彩を多く使用し、更に多重に描くことで独自の感性を醸し出している。

代表作である「キャンペル・スープ」や「ドル」、あるいは「ミッキーマウス」など、本物の版画に留まらず、ポスターや衣類への転写等、氏の作品とは知らずもみんさんも数多く目に触れていることと思われる。

●先に触れておくが、本書はとでも高価である。だから、本書を買おうと思われる方がいたならば、奥さん(旦那さん)にばれずに、ひっそりと本棚に仕舞い込むようにしなければならない。

氏の画集は、多く出版されているが、本書はその「作品数」は群を抜いており、他書の追随を許さない。本書は、「4版」であるが、増版ごとに、近年の印刷技術の進歩によりとても素晴らしい印刷に仕上がっており、掲載作品集も増えている(僕は今回初購入)。

先ず、氏の活動暦と作品の特徴を解説し、その後作品群が年代順を基本に掲載されている。

少しめくると、直ぐに目につくのが、僕の最も好きな作品である『MARILYN』である。1967年の作品であるが、マリリンモンローの魅惑的な顔が色鮮やかに描かれている。このMARILYNは有名な作品なので、他の画集にも必ずと言ってよい程掲載されてはいるが、たいがいは1作品に過ぎない。ところが本書は、10色もの同一作品が掲載されており、しかもサイズ違いまで掲載されている。氏の作品の特徴に、同一作品の色違いや、同一被写体の構図違いが挙げられるが、本作品同様、他の作品においても調査可能であった範囲全て掲載されている。後者でのお気に入りは、1975年作の『MICK JAGGER』であるが、10構図掲載されている。肖像権にうるさいミック・ジャガーがモデルとなったことが、氏の一層の注目を浴びることにもなった作品だ。

この手の画集では、(僕にとっては)不要な作品掲載ページでの解説や、見開きにまたがった掲載がなく、作品そのものを悦に入って鑑賞することができる。

表紙を飾る『FLOWERS』の色鮮やかさが、アンディ・ウォーホル氏の世界へと導いてくれる。二代目社長のあなたは、ときには日常を離れ、感性を磨いて、社業のためのヒラメキが生まれる脳をつくる必要がある。そんなときにおすすめの画集です。

●おすすめ度→★★★★★

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●僕の地元、金沢市に、「21世紀美術館」がある。近年、市の肝いりでオープンした現代美術館である。ところが、超現代?過ぎて、作品の意味が分からない。率直に言って感銘しない。その美術館のHPでアンディ・ウォーホル氏の作品を貯蔵していることが分かったので問い合わせると、公開していないとの回答であった。実際そこにあるの?・・・訳の分からない作品よりももっと良い作品を公開して欲しいと願うひとりである。

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『「日本庭園」の見方』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『「日本庭園」の見方』 サライ編集部編

●最近、就寝前に読んでいると言うか、眺めている書です。

地元金沢には、日本三大名園のひとつ<兼六園>があります。また、金沢は、小京都といわれる城下町であり、僕たちの中学生の頃は、修学旅行は京都でした。

そんな影響からか、時々、庭園を歩いてみたくなるときがあります。

日本古来の侘び・寂びを感じてみたくなるときがあります。

庭を歩くと、心が落ち着き、和やかになります。みなさんも同じではないですか?

それはなぜなのか?科学するところまで研究すると味気なくなりますが、少し研究というよりは、侘び・寂びを学ぶと、更に庭を歩く楽しみが増えます。

●ヨーロッパの庭園は、直線的・左右対称の庭づくりが多い。それは、イスラム文化の影響を受けているためである。砂漠の多いイスラム文化圏では、水は宝物であり、その貴重な水を一滴漏らさず送るためには、直線の水路が必要となってくる。そのため、直線の水路を中心とした庭づくりがデザインされることが多い。

一方、日本の庭づくりは、中国文化の影響を受けているため、庭づくりのなかに、「方位学」の思想を取り入れられており円の庭づくりである。また、日本に庭づくりが発祥したのは、飛鳥・奈良時代であると言われているが、その前までは、庭づくりという観念はなく、自然は神の領域であり、自然に手を加えてはいけないという考えであった。そのため、日本の庭づくりにおいては、より自然的な部分を残す思想であり、左右非対称の庭づくりが中心である。

更に、日本の庭の中には、「小宇宙」が描かれていて、特に、部屋から座って鑑賞する座視(ざし)鑑賞式庭園の視点は、作者の意図によって1点定められている。そこから見える小宇宙を見て欲しいというのが作者の意図である。必ずしも、ど真ん中とは限らす、ど真ん中をずらして設定されている場合もある。そんなことを知って、再び同じ庭園を訪れると、またひと味違った趣を感じることができ、心を豊かにしてくれることと思う。

余談ですが、初めて就職した会社で、茶道部に入部させられた。そこでは「裏千家」であったが、裏千家の作法は、中心を外すのが作法であった。庭づくりの精神と、お茶の精神は密接に絡み合っているのだと思う。

●本書では、時代を追いながら代表的な庭を紹介している。京都に有名な庭が多数残るので、京都の庭が中心ではあるが、兼六園などの全国の庭を紹介している。

また、庭を鑑賞するときに、作者がどういう意図で庭づくりをしているのかを解説している。

庭と言えば、お寺に多くの有名な庭が多いが、それは、お寺の修行として庭の清掃をし、心を清める修練をしていた賜物である。

二代目社長のあなたは、庭を歩き、侘び・寂びを感じ、そこに流れる「清掃により身を清める心」を学んで欲しい。あなたの会社の周りも「庭」と同じですよ。

そんなときにお勧めの一冊です。

久しぶりに庭を回りに、京都へ行ってみたくなる一冊です。

●おすすめ度→★★★★☆

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『衝撃のショパン・コンクール・ライヴ2(音楽CD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『衝撃のショパン・コンクール・ライヴ2(音楽CD)』 ブーニン氏(Mr.STANISLAV BUNIN)

●1985年、5年に1度開催される第11回のショパン国際ピアノ・コンクール優勝者・ブーニン氏。

日本もバブルの上昇期で、ブーニン旋風がまきおこった。

当コンクールは、5年に1度という間隔もさることながら、開催期間3週間、しかもショパン(CHOPIN)のみを演奏し、その演奏も独奏と協奏の両面を備えていなければならない。それも、優勝該当者なしの年もあり、このブーニン氏優勝以降、2000年のユンディ・リ氏まで優勝者は現れていない。(ユンディ・リ氏を過去の本ブログでも紹介していますので、そちらもご覧下さい。)世界最高峰のピアノ・コンクールである。

●数あるブーニン氏のCDから、このCDを推薦するのは、このCDに収録されている『英雄』(ポロネーズ・第6番・変イ長調・作品53:POLONAISE NO.6 『HEROIQUE』 IN A FLAT MAJOR OP.53)の凄さである。

「なんじゃ。こりゃ!」

間違いだらけの演奏である。

ルービンシュタイン氏を頂点(←僕の評価ですが)とするショパン演奏家は、それぞれの個性はあるもののみな華麗な演奏である。

しかも、ブーニン氏の演奏は、演歌の「こぶし」の如く、他の演奏者に比べてアクセントや間合いがある。

最初は、なんじゃこりゃ、と思う。・・・でも、もう1度聴いてみたくなる。・・・知らず知らずのうちに、何度も聴いている。・・・「天才」とはそういうものなんだと思ってしまう演奏である。

ブーニン氏優勝以降、15年間も優勝該当者なしであったのも、その余韻からだと想像する。

冒頭に紹介した2000年の優勝者、ユンディ・リ氏の繊細な演奏と聴き比べるとより違いが分かる。

「ショパンは心で弾くものだ!」

ブーニン氏の口癖である。

そんなブーニン氏の生演奏を、昨年暮地元金沢で聴く機会に恵まれた。

『英雄』は披露されなかったが、そのとき披露した『ノクターン』は最高であった。

同コンクール入賞の日本人演奏家のリサイタルにも行ったことがあるが、CDで聴くのと、生演奏は、その差(感じ方)が歴然である。

そのときに、あらためて思ったことは「教科書通りではなく、自身のオリジナリティが皆を魅了する」ということだ。

次は、是非、ユンディ・リ氏のリサイタルに行ってみたいと思っている。

●おすすめ度→★★★★★

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●ブーニン氏は、「天才」である。その源泉は、オリジナリティにある。しかしながら、彼は、有名ピアニストを父に持つ音楽一家に生まれ、4歳からモスクワの有名音楽院でとびっきり優秀な教授に育てられた。天才と呼ばれるまでには、「基本」を習得し、想像を絶する「努力」があり、そして「重圧」を打ち破った結果であることを付け加えておく。

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『松山千春スーパー・ベスト・コレクション(音楽CD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『松山千春スーパー・ベスト・コレクション(音楽CD)』 松山千春氏

●僕にとっての<フォークソング>と言えば、松山千春さん。

僕の中・高学時代は、アコースティック・ギターのフォークソング派と、エレキギターのロック派に分かれ、ギターが流行っていた時代だった。千春派の僕もオベーションのギターを愛用していた。

当時のフォークソングは、吉田拓郎さん、井上陽水さんからかぐや姫に移行し、ニューミュージックと称して、松山千春さんやアリスさだまさしさんらが全盛を誇った時代である。NSPってグループもいたなあ。

●最近、千春の曲を聴きたくなって、探したのが、当CDである。

昔のアルバムはリメイクされて、千春のCDもベスト版が多い。僕がこのCDを選んだのは、僕のお気に入りの1曲が収録されているからであった。

『君が好きさ』・・・「僕が・とても・好きな・ものは♪♪」で始まる青空を思い浮かべる軽快な曲である。

車で聴いていると、上のKちゃんは「おやじソングだ!」と言い、下のRちゃんは「昔の曲って声がきれいだね」と言った。そう、声が透き通っているから<歌詞の良さ>が伝わってくる。

千春の曲をギターで弾くと、Cm、Em、せいぜいDmのm(マイナー)だらけの曲である。それ故、人間の鼓動に波長があってきて、歌詞を口ずさんでしまう。

中学生の頃は、金沢にも毎年コンサートに訪れ、チケットを入手するのに、毎回徹夜で並んだもんだ。

そのコンサートは、自分ひとりで、ギター1本でのコンサートである。自分ひとりで、ギター1本で多くの人が集まるなんて、凄いことだ。しかも、ギターの技術のかけらもない。音符コードも簡単なのに、コンサートではアルペジオさえ弾くことはなく、思いのままの演奏であった。本人曰く「ギターは打楽器」だそうである。

●そんな千春の曲をデビューから順を辿って聴くといい。本当は、初期のアルバムを紹介したかったのですが、初期のアルバムはベスト版に集約されているようである。当時を知る方は、順を追って録音し直して聴くと、本人の<人生>を感じることができる。

デビュー間もないころの曲、『季節の中で』でブレイクした頃、『長い夜』で芸風を変えた頃。

特に、初期の作品には、デビュー前からしたためた曲も多く、都会へのあこがれと、現実との葛藤。そして、それに打ち勝とうとする自分を描いた作品が多い。『帰ろうか』もそんな一曲です。

●僕も今、夢に向けて葛藤してるのかなあ。

ブログを書き出して、より一層、人間の本質に迫り、デジタル時代であるからこそ、経営にアナログのベースを感じさせなければならないと感じている。そんな今、あらためて松山千春さんの曲を聴いています。

●おすすめ度→★★★★★

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●数年前に、岸谷五朗さん主演の『みにくいあひるの子』というTVドラマがあり、松山千春さんの『君を忘れない』が主題歌でした。主人公の役柄と、『大空と大地の中で』等の千春の曲が毎回流れる、番組と曲がベストマッチした、涙・涙のとてもいい番組でした。

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『写楽の全貌』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『写楽の全貌』 山口桂三郎氏編集

●日本の文化「浮世絵」

その浮世絵の代表作家のひとり「東洲斎写楽」

写楽を楽しむとき、「浮世絵作家」としてはもちろんのこと、「正体不明」であること、更に「偽物」が多い?かもしれないという作品の真贋、と興味は尽きない。

●日本の文化である浮世絵は、江戸時代に全盛期を迎える。今で言えば、人気アイドルのポスターといった感じだろうか。当時はその程度だったので、日本の人気文化であったとはいえ、鑑賞用の「美術品」としては、先ず海外でその評価がなされた。それ故、現存する日本国内の蔵品には「逆輸入」が多い。美術品としての高価な価値が付いてきたことと、逆輸入が多いことから、江戸終盤~明治にかけて「偽物」が多く出回った。

●本書は、写楽の「全作品」を製作順と思われる順に掲載した全集である。画集としてとても見やすい。強調すべき点は、片面がA4よりひと回り強大きいサイズ(見開きA3強)になっているが、この手の画集にありがちなのが、特に代表作品を大きく見せるために、見開きにわたって掲載している画集をよく見かけるが、各片ページに1作品なので、折り目がなく見やすい。また、編者の主観も加えて、写楽像の謎に迫っていることが本画集の魅力である。

さて、写楽の魅力・神秘を本画集と共に追ってみることとしよう。

①日本を代表する浮世絵作家・写楽

003_1 ●『市川蝦蔵の竹村定之進』

切手にもなっている作品で、僕のお気に入りのひとつです。

写楽「第1期」の作品で、右が大英博物館所蔵・左が慶應義塾大学所蔵。

同じ作品でも「趣き」が違います。

「大首絵」と言われる構図で、サザビーに出せば、数千万円でしょうか。

後世の浮世絵作家も大首絵を多く描いていますが、やはり<写楽><歌麿><北斎>といった代表作家の足下にも及びません。

何事も生みの苦しみを乗り越えた達人には、永遠に残る強さとオリジナリティを感じます。マネはマネであり、かないません。

②正体不明の作家・写楽

004 ●これは、「第2期」といわれる時期の作品『市川男女蔵の富田兵太郎と三世大谷鬼次の川島治部五郎』

●写楽は、今現在も正体不明の作家です。当時人気があったのかなかったのかというところも説の分かれるところです。また、短期間で姿を消し、作品数も決して多いとは言えません。

それ故、正体については、「版元説」「他作家説」「作家以外説」等様々です。

005_2 ●これは、「第3期」といわれる時期の作品『大童山の土俵入』

●写楽の正体不明と併せて、「写楽複数作家説」があります。

こうやって、第1期~第3期と掲載すると、構図やタッチの違いに気付きます。

写楽は、複数いたのでしょうか?謎は深まるばかりです。

③偽物の多い作品・写楽

冒頭に記載した通り、当時のポスター浮世絵が、高価な美術品として海外から逆輸入されると偽物が多く出回りました。

本画集は、編者が現存本物と認められている作品のみを掲載したとのことです。その中で、本画集では、同一画を時折複数掲載しています。冒頭の市川蝦蔵もそうです。更に、はっきりとは明言していませんが、所蔵の大多数は世界的美術館なので、今更「偽物」とは言えない品もあるような含みを述べています。「落款」の違いもときおりあるそうです。

江戸時代ですので、ひとつの版が版元を代えてわたっていくこともよくあったことなので、落款の違いや紙質の違いが即偽物と断定できませんが、真相はどうなのでしょうか?

●浮世絵画集としてはもちろんのこと、当時の文化・時代背景、更には写楽の謎を追う深入りしてしまう画集です。

二代目社長のあなたの感性と好奇心をくすぐる画集だと思います。

●おすすめ度→★★★★☆(紙質がもう少し作品を際立たせられれば5つなんですけれどねぇ)

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写楽の全貌

●本画集への興味を更に高揚させるためにも、ミステリィ界の人気作家・高橋克彦氏の『写楽殺人事件』の併読をお勧めします。

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『STAND UP!!(音楽CD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『STAND UP!!(音楽CD)』 Mr. E.YAZAWA(矢沢永吉)

Eyazawa

<永ちゃん>こと、矢沢永吉さん。

言わずと知れた、日本ロック界のスーパースターである。音楽界の枠を超えた、日本のヒーローである。

1949年広島県生まれの永ちゃんは、もうすぐ60歳。

そんな年なんて全然感じさせない。今でもばりばりにロックをやっている。

いや、生き方そのものが、今でも現役でロックをやっている姿がカッコイイ!

●最近のトヨタのCMで、若い頃の永ちゃんの「今でもまだロックやってんの?」との問い掛けに、「バリバリさ!」とさらりと答える今の永ちゃん。

そのCMを見た瞬間、自分も60歳になったときに、過去の自分にそんな風に答えたい!と思った。そのためには、いつも全力で生きていく積み重ねが必要だと、感動したCMであった。

●そんな永ちゃんの集大成と言えるのが、この『STAND UP!!』である。

1984年から1988年の5年間にも及ぶライヴ活動を集約したライヴ・アルバムである。

当時のライヴの聖地・日本武道館、後楽園球場なき後の東京ドーム等々。そのどれもが、永ちゃんのエネルギー、そして、永ちゃんの鼓動を感じることができるライヴならではのアルバムである。

●僕は、取引先との重要な交渉では、必ず、永ちゃんの曲を聴きながら向かった。

お決まりは、『止まらない Ha~Ha』

●ゴールデン・ウィークも終わり、明日からはまた仕事に全開とうい人も多いと思います。そんなとき、気持ちを切り替えるのに、お勧めのアルバムです。

「ノッてるかい?」

「ノッてるぜ!!!」

●おすすめ度→★★★★★

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『ライヴ・イン・コンサート(音楽DVD)』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『ライヴ・イン・コンサート(音楽DVD)』 ユンディ・リ氏

●世界最高峰のビアノコンテストは、なんといっても「ショパン国際ピアノコンクール」である。

1927年より開催された当コンクールは、5年に1度、ショパンの生国ポーランドのワルシャワで開催され、過去幾多の世界的ピアニストを輩出し、日本人としても優勝者は誕生してはいないものの、中村紘子氏、内田光子氏等の後の世界的ピアニストを生んだピアニストの頂点を極める競演である。当コンクールは、3週間にも亘って開催され、独演はもちろんのこと、オーケストラとの協奏も行われ、決して一発勝負のまぐれではチャンピオン(っていうの?)にはなれないコンクールである。

1985年に、天才ピアニスト、スタニスラフ・ブーニン氏を優勝者とした第11回以降、第12回、第13回は、優勝者「該当者なし」であった。

2000年・第14回大会にて15年ぶりに栄えあるショパン国際ピアノコンクールの優勝者として名を刻まれたのがユンディ・リ氏である。

●ユンディ・リ氏は、1982年中国・重慶生まれ。2000年という節目に、ヨーロッパ人ではなく、中国人が優勝したことで大いに話題となった。

今回紹介するのは、彼の音楽DVDである。

二代目社長のあなたは、感性を磨くために、心を平穏にするために<クラシック>を聴くことをおすすめする。

クラシックは、発生する「α波」により脳を活性化させ、脳に良い影響を与える。

また、その波長の領域の高低の幅の大きさにより、「聴く」ことが上達する。日本人が、ネイティブ(現地の生の言葉)の発音が聞き取れないのは、日本語のもつ波長の幅の狭さにある。それを補うためにも、クラシックを聴くとよい。特に、モーツァルト

●当DVDは、彼が優勝した後、さらに磨きのかかった2004年にドイツのバーデンバーデンで行ったリサイタルである。

ショパン演奏者は、よくリストを演奏する。当演奏会もリストを中心に、ショパンコンクール優勝者らしく、ショパンの曲を散りばめ、母国の曲も披露するなどバランスのとれた内容となっている。

特に、ショパンの「ノクターン」は、その演奏に入るときといい、シビレること間違いなしです。

当演奏会の曲ではありませんが、特典としてプロモーション用のリストの「ラ・カンパネラ」も収録されており、そちらも見逃せません。

彼の演奏を「タッチが細い」とか、「機械的」であると評する音楽家もいますが、その<繊細さ>は他の追随を許しません。

DVDであるので、海外のコンサートの雰囲気も味わえ、この世のものとは思えない演奏で、自宅で見ていることをついつい忘れて、あなたをドイツのバーデンバーデンへ連れて行ってくれる逸品です!

●おすすめ度→★★★★★

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●あなたがショパン愛好家ならば、<ルービンシュタイン>氏に、ショパン演奏家の原点を見ることができます。僕は、氏のお気に入りのCDを何十回も車の中で聴きました。残念ながらそのCDは廃盤?のようでしたので、氏の復活の象徴となった「カーネギー・ホール・ライヴ1961」を僕の本棚に掲載しました。(ただし、演目はショパンではありません。)

●また、1985年優勝者の<ブーニン>氏。優勝時の「英雄」は、間違いだらけのはちゃめちゃな演奏です。ところが、また聴きたくなる。・・・何回も聴いてみたくなる。そんな演奏です。天才とはそういうもんなんですね。

昨秋、地元金沢に氏が訪れ、生で演奏を聴くことができました。何でもそうなんでしょうが、世界1と2番目以降は、聴き比べると、素人の僕にも分かるくらい雲泥の差です。特にライヴは五感で感じるので、CDで聴くよりも「はっきりと」その差が分かります。是非ライヴにも出かけてみて下さい。

●みなさんのお陰で、<人気ブログランキング・北陸カテゴリー>で、第4位となりました。ありがとうございます。日々精進です。

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『世界大博物図鑑②[魚類]』

《あしたのための読書:感性を磨く編》

★『世界大博物図鑑②[魚類]』 荒俣宏氏著

●学ぶということは、知らないことを知り、人生が豊かになることである。

最近は、「調べもの」をするとき、専らインターネットしか利用しない人を見かけるが、インターネットでは「点」でしか知ることができない。インターネットで調べものをするときは、具体的に調べたいターゲットがあるときで、その事項そのものを調べるときは大変役に立つ。しかしながら、それはあくまで「調べもの」であって、「不明確な事項がはっきりした」にすぎず、新たな「発見」がある訳ではない。

昔は、よく<百科事典><図鑑>が学校の図書室はもちろんのこと、各家庭にも存在していたが、最近はほとんど見かけなくなった。近年の、日本人の<創造力>不足は、<想像力>不足であり、上記のことと無関係ではないように思える。

●二代目社長のあなたは、<創造力>を身に付けなければならない。企業の未来永劫の繁栄には、その推進力となる社長であるあなたの創造力にかかっている。

創造力の養成には、<図鑑>が最適である。図鑑をぱらぱらとめくるたびに、知らない世界へと引き込まれ、想像力が培われ、創造力に育っていく。決して、点で「検索」するとそれで終わってしまうインターネットでは身に付かない、「物事の流れ、自分の意図していない発見」があり、<感性>が醸成されていく。

●二代目社長のあなたの<感性を磨く>ために、まず紹介したいのが、今回の書である。

著者の荒俣宏氏は、『帝都物語』で有名な「小説家」である。というのは、我々の見方で、本人は「博物学者」を名乗り、博物学をライフワークとしている。

博物学に魅せられた著者は、世界各所からその古文献を探し求め、その資金づくりに小説をやむなく書いているらしい。人生観も常人にはない感性を持っている方のようである。そんな氏がライフワークとして収集した古文献の集大成が、当『世界大博物図鑑シリーズ』である。現在、7巻既刊されているが、氏のライフワークとして、現在進行形である。

その中でも今回紹介する「②魚類」は、サントリー学芸賞を受賞した逸品であり、以前海水魚を飼育していた僕にとっても興味深い内容であった。

Photo

これは「タテジマキンチャクダイ」

博物学は、人類の冒険史でもあり、その年代年代でチャレンジした冒険家の集大成でもある。その冒険史共々見ていくと、更にワクワクする図鑑である。最近の図鑑にあるような「写真」でも「発刊時に描いた絵」でもない。全てが、「その時代の原画」である。その時代時代の技法を見比べることもこの図鑑の楽しみのひとつである。しかも、図鑑を超越した解説文の量には驚かされる。まさに、氏のライフワークとして取り組んでる賜物の書であるといえる。

●いにしえの冒険者と随行したかのごとく、ワクワクする図鑑である。

●二代目社長のあなたは<感性を磨いて>欲しい!

●おすすめ度→★★★★★

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●アサヒスーパードライの<夢×挑戦ブログ>へエントリーしました(ビジネス部門)。

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