《二代目社長アドバイザー》
★【「内」のお上を見て、「外」のお客様を逃す】
●現在、地元金沢市において、中学生バレーボール・チャンピオンを決める全国大会が開催されている。
我が家の中2・Kちゃんも、地元の中学バレー部員として、連日大会のお手伝いに行っているのであるが、一緒にオレンジ軍団でがんばったNちゃんMちゃんの晴れの舞台とは違う会場でのお手伝いとなった。
KちゃんのチームにはN・Mちゃんの1級下のオレンジ軍団OGが4名もいる。僕のようなミーハー応援団と違い、彼女たち緒にコートに立った1級下。誰よりも一緒に応援したい夢の舞台であったはず。・・・顧問の先生も、そこのところ「気を回せ!」っていうの。それが「情熱」に進化していくんだから。分ってないねぇ。
そんなKちゃんを励ますべく、N・Mちゃんチームからいただいた「応援タオル」を届けに行ったときのこと・・・・・
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●その体育館は、日頃「メイン玄関1カ所」が出入り口になっている。
大人数が訪れることが分っているような日には「裏口」も開門しているのであるが、僕たち地元民は基本的には正面玄関を通るクセがついている。
Kちゃんにおみやげを渡し、そこから出ようとすると、
「ちょっと待って下さい。そこは役員専用なので、あちら(裏口)から出て下さい」
とそこを陣取っていた大人の方から止められた。
玄関両脇にテーブルが配置され、同じくお手伝いにきたと思しき中学生が何人も座っている。
「ゴメンなさい気付かなくて。でも、出るだけですから、もう入ることはありません」僕がそう応えると、
「ダメです」と一蹴された。
ナンセンス!
堂々とそこから退場してやった。
●何百人の人間が常時出入りしているのに、僅かな数の「役員」だけのために大きな正面出入り口を占領してるの?
役員って何人いるの?
役員って常時出入りするの?
そんなことのために、試合を見たいであろう中学生に命令して、「役員様」を待ちわびているわけ?
それって、あなたの都合じゃないの???
通路や表示があって、一般者の裏口への誘導路線があるわけでもない。
自然とそこを通っちゃうよ。
よくよく見ると、外に「役員・・・・・」と小さな張り紙。
一般者と役員の共通門に、役員受付があると思われても仕方がない。
共通門にしたり、時間制限にしたり、いろんな工夫は考えなかったの?
ましてや「来賓」の張り紙がない。
これは、あなたの都合だ!
「そうなんだよね、役人の考えることは・・・」
そうそう。
「住民よりも、上司に目がいってるんだよね。自分の出世があるから・・・」
でもこれって・・・・・。
●北京オリンピック期間中に「中国選手がお国の上層部を揃ってお出迎え」という記事がありましたが、あれって興ざめしちゃいましたよね。
「逆だよね」
競技するのは選手。
いい結果もでないよね。
だから、だれでもそう思う。
でも、その中にず~っといると感じないんですよ。
「外を見ていいことを吸収しよう」なんて僕らの感覚。「外」を見ることが許されないんです。
でも、これも・・・・・。
●これらは特殊なケースなんでしょうか?
外から見れば特殊であっても、意外と自分の周りでもあることかもしれませんよ?
いや、知らず知らずのうちに、自分でもそうやっていることかもしれませんよ?
●二代目社長のあなたの会社ではどうですか?
もし、あなたの会社の玄関で、「あなた」と、「あなたの会社の社員」、そして「お客様」が鉢合わせたときに、あなたはどうしますか?
ましてや、社員はあなたとお客様のどちらを先に通路を勧めますか?
●給料を貰う者は、どんなにお客様に支持されようが、「たったひとり」に嫌われたら終わりだ。
そのたったひとりが社長。
本当は、「給料はお客様からいただいている」のに・・・。
もし、あなたがお客様であったらどうですか?
間違いなく、そんな会社から購入しようなんて思いませんよね。
シラケちゃいますよね。
勝手にしろって感じです。
ひとくちにお客様といっても「現在のお客様」ばかりではありません。
むしろ、「潜在顧客」の方がはるかに多いということを悟るべきです。
そうやって考えると、会社を出入りする郵便屋さんや宅配のお兄さん。あるいは、今はこっちがお金を支払っている仕入先だって潜在顧客です。
その圧倒的に多い、見えない潜在顧客にもどう敬意を表することができるかが、二代目社長の「あなたの会社の未来」を決めることになっていくんです。
まずは、あなたの意識改革。
「社長は偉い」なんて思わないこと。
社外の人はもちろんのこと、社員であっても前を勧めましょう。
これって、商売のためだけではなく、あなたの「人格形成」にも関わってきますよ。
そして、社員にもそう伝えること。
更に、「訓練」。
僕が二代目社長のときには、そういう場面での訓練を全社でやっていました。
避難訓練と同じです。いくら頭の中で理解したつもりになっていても、日頃そう伝え(宣言し)、訓練していないと、いざというときに無意識な行動が出てきます。
ましてや相手が「自分の会社の社長」となると、社員はあなたの言葉を信用していない限りはできない行動だと肝に命じて下さい。
「内」のお上ばかりを見ていると、知らない間に「外」のお客様を逃すことになりますよ。
お客様は何も言わずにあなたの会社から遠ざかっていくんです。
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